平成31年1月7日掲載
5年前に長野市地域おこし協力隊として鬼無里に赴任した木下恵美子さんは3年間の任期終了後も鬼無里にとどまり農業者として生活しています。
「自然観察が好きだったので自然豊かな鬼無里を任地に決めました。自分に何ができるか悩みましたが、豊かな鬼無里の自然と向き合う米作りを選択しました。地元の人たちに助けていただきました。収穫した米を出身地・名古屋の人たちに食べてもらい、とても好評でした。これからの励みになりました。」
<木下恵美子さん>
平成30年12月31日掲載
長野市北長池の藤沢えつこさんは20年前から花を栽培しています。
「トルコギキョウは2月に定植して6月に出荷します。そのあとに正月用にストックを栽培します。もともと花好きでしたが、これからは農業がいいのではと思いこの仕事を始めました。お金がかかるのにはビックリしましたが、若かったので思い切りました。勉強会のサークルに参加して他の会員さんの花をみて自分も負けられないと毎年が挑戦です。」
<藤沢えつこさん>
平成30年12月24日掲載
長野市中条住良木の第21自治会の住民でつくる「おこしま笑会21」。会長をつとめるのは松本晴貴さんです。
「地域の親睦を目的に会をつくりました。年末恒例の歳の暮れフェアで販売するしめ縄作りをしています。家族ぐるみで仲良く様々な計画をたて活動しています。また、中条にとどまることなく積極的に外に出て見聞を広め交流を深めています。」
<松本晴貴さん>
平成30年12月17日掲載
長野市篠ノ井の岡澤光雄さん(64)はりんごを栽培しています。
「61歳で定年退職後りんご栽培に取り組みました。今年3月苗を植え、高密植栽培を始めました。これから15年後まで仕事をしていくためにこの作り方を選択しました。高密植栽培で収益をあげ農家の経営ができるようにならないと若い人が農業に入ることはきびしいと思います。そして、定年退職者でもできるという手本になりたいです。」
<岡澤 光雄さん>
平成30年12月10日掲載
長野市信州新町信級の植野翔さんは「のぶしな玄米珈琲」をつくっています。
「信州新町信級に住み始めて8年になります。炭焼きとたんぼをやっています。そのたんぼでつくった米を焙煎して玄米珈琲を作っています。この信州新町信級で暮らす人たちの力強さと自らの暮らしをつくっている姿に人として憧れのようなものを抱いてきました。この様な場所に若い人が暮らせるようになれば、豊かな暮らしを楽しめる人たちがもっと増えるのではないかと思います。」
<植野 翔さん>
平成30年12月3日掲載
長野市村山の落合進一さんはりんごを栽培しています。
「若い人に伝えたいことは、収支ばかりにあせらないで、その土地にあった品種をじっくり選択してください。そして、不明な点や疑問は近くのJAに駐在する技術員に相談してください。これからの農業は努力すれば必ず報われると信じています。努力の結果として経済的な豊かさがついて来ます。そういう気持ちで農業に取り組んでいきましょう。」
<落合 進一さん>
平成30年11月26日掲載
篠ノ井会のあいアップル代表・久保田敏夫さん(65)は地域の3人の仲間と加工用りんごを専門に栽培しています。
「栽培面積は約75アールです。昨年春、高密植栽培で1反歩あたり300本の苗木を植えました。苗木と施設資金の半分は農協を通して国の補助を受けました。高密植栽培のメリットは2年目の今年から収穫ができることです。私たちの取り組みがモデルとなって近隣の人たちの手本になれるように頑張っていきたいです。」
<久保田 敏夫さん>
平成30年11月19日掲載
信州新町の牛沢正毅さんは野菜とぶどうを栽培しています。
「10年前、70歳になった時、それまでの建設業にけじめをつけ妻とふたりで農業を始めました。およそ40アールで野菜とぶどうを栽培しています。野菜は野沢菜、長芋、里芋などをつくっています。手間暇かかってもみんなに喜んでもらえるものを作ろうという気持ちでやっております。残りの人生を有機栽培にかけてみようと思っています。」
<牛沢 正毅さん>
平成30年11月12日掲載
真島町の西澤克敏さん(56)はりんごを栽培しています。
「去年12月まで会社員として働いていましたが、定年まであと10年の節目に退職して、今年の夏から本格的に家業の果樹園を継ぎました。ナシ1反歩、りんご3反歩を作っています。真島町はりんご栽培をはじめて140年の歴史があります。もう少し余裕がでたら、栽培面積を増やしたいと思っています。そして健康に気をつけながら家族仲良く一生懸命働いて行きます。」
<西澤 克敏さん>
平成30年10月22日掲載
篠ノ井瀬原田の美谷島英人さん(82)は地元の瀬原田楽農クラブで「さといも善光寺」を作っています。
「故郷・瀬原田で仲間といっしょに手を出し足を出して、荒れた農地の再開発に取り組んでいます。これまで地域の農業を守ってきた方々が高齢になり、田んぼができなくなったり果樹の木を切らざるを得ない状況ですが、地元の若い人たちのなかで地域の農地を守って行こうという機運が高まってきました。お互いに励まし合いながら農業をやって行こうと思います。」
<美谷島 英人さん>
平成30年10月15日掲載
石坂正実さん(71)が会長をつとめる浅川遊休農地活性化委員会はソバ80アールとえごま5アールを栽培しています。
「およそ15年ほど前から遊休農地が目立つようになり、その活用を考えるようになりました。えごまが評判になり平成29年から栽培をはじめ今年は2年目です。今年は少雨で植え付け時期が定まらず作業日の設定に苦労しました。委員会は高齢化してきていますが、評判の良いえごまを作り続けて行きたいです。」
<石坂 正実さん>
平成30年10月8日掲載
長野市若穂の堀栄次さん(49)はりんごとぶどうを栽培をしています。
「2017年から本格的に就農しました。それまでは東京で23年間食品関係のバイヤーとして働きました。農業をやるからには生活が成り立ち儲かることが大切です。作ることは一生懸命でも、売るということが苦手な方が多いようです。前職であるバイヤーの経験を活かして、利益計算をして損益分岐点をきっちり出して仕事をすることに心がけ、若い人たちの見本になれるようになりたいです。」
<堀 栄次さん>
平成30年10月1日掲載
戸隠そば生産組合の松本洋一組合長は土地を守るためにソバ栽培をしています。
「8人の組合員で約8ヘクタールを栽培しています。収穫したソバはすべて地元で消費されています。地元そば店の若手経営者らでつくる「戸隠麺’z(メンズ)倶楽部」と情報交換しています。また、生産農業者、製粉業者、そば店がお互いに連携を深めて玄ソバの研究を続けています。そして、ソバ専用の肥料も開発中です。」
<松本 洋一さん>
平成30年9月24日掲載
宮林伸夫さんはぶどうを栽培しています。
「およそ10年前から、ぶどうを栽培しています。以前はデザインの仕事をしていましたが、家族の都合で就農しました。食料を他国に頼らず自国で賄えないものかと考えたのもきっかけにありました。環境に優しい土づくりも研究しています。販売ルートは自らで開拓していく必要があると思います。宣伝に関しても多額な経費をかけずにインターネットを利用する時代になりました。それらの活用を研究していきたいです。」
<宮林 伸夫さん>
平成30年9月17日掲載
渡邉修雄さん(70)のモットーは、好きな農業で楽しく生きる。
「およそ3haで農業をしています。やっぱり農業が好きなんです。定年に近づくにつれて、あれもやりたい、これもやりたいという気持が強くなり、いまは農業がとても楽しいです。朝起きるとまずコーヒー飲みながらその日の作業を考えます。妻とふたりでやっている農業ですから、限界はありますが、考え方次第で楽しくやれば何事にもチャレンジできます。かけがえのない人生だから楽しみながらやりたいと思います。」
<渡邉 修雄さん>
平成30年9月10日掲載
馬塲秀治さん(39)は就農して2年目です。
「自動車関係の仕事をしていましたが、栽培から販売まで取り組める農業の達成感にやりがいを感じて2年前に就農しました。桃30アール、りんご15アール、梨6アールをつくっています。これから20アールのぶどうを植える計画です。人手不足が課題であり、自分自身の知識向上に努めています。これから畑が空いていくことが予想されます。そういうところを活用していきたいです。そして将来の夢は法人化です。」
<馬塲 秀治さん>
平成30年9月3日掲載
田村理香さんは戸隠牧場で働いています。
「この牧場で働き始めて13年目です。ここの広さはおよそ135ヘクタール。農家から預かった牛と馬を育てています。もともと動物好きで、戸隠に住み始めてから、この仕事をするようになりました。いまは直感で体調の変化を観察できるようになりました。家畜は人間のために改良されている動物です。牛や馬はどんな目的で生まれてきたのか、そして、人間のために使われる命の重みを伝えて行きたい。」
<田村 理香さん>
平成30年8月20日掲載
長野市篠ノ井の山﨑良章さん(80)は桃を栽培しています。
「私は80歳になります。高い場所での作業は危険なので、作業ハシゴは5段のものを使い、木は低く、間隔を広くとるようにしています。桃栽培は毎日決まった作業があるなかで、色々と気を使いながら栽培していくことに面白みを感じています。他の果実と違い収穫期を見極めることが難しいです。毎日ここに来て、かわいい桃を出荷して、お客様に美味しいと喜んでいただけることが最高の喜びです。」
<山﨑 良章さん>
平成30年8月13日掲載
長野市篠ノ井の松本良廣さん(68)はりんごを栽培しています。
「私はりんご専業農家の3代目です。地元の共和園芸農業共同組合から技術指導を受けてやってきました。昔、りんご栽培は安定した収入になりませんでした。その後、新品種が増えるにつれ安定してきました。3年前にシナノリップを知り、接木をして育て、ようやく収穫できるようになりました。色つきが早く、落果防止剤も必要ありません。共和園芸農業共同組合は今年、創立70周年を迎えました。先輩の方々がつくったりんご産地の誇りをしっかり繋いでいきます。」
<松本 良廣さん>
平成30年8月6日掲載
去年新規就農した長野市川中島の宮川憲之さん(39)は4反歩で桃を栽培しています。
「このあたりは昔から桃の栽培が盛んでした。子どものころから桃の印象が強かったので、桃を栽培することに決めました。市が勉強会などさまざまな企画をしてくれるので、それらに参加して友達をたくさんつくることができました。桃の栽培は思っていたよりキツイです。しかし、収穫する喜びがあり日々充実しています。いろいろな面で安定していないところがありますので、それらをしっかりできるようにしたいと思います。」
<宮川 憲之さん>
平成30年7月23日掲載
長野市戸隠の宮澤太郎さん(84)は枝豆を栽培しています。
「以前は葉タバコをつくっていましたが、農協のすすめで、8年前から枝豆を栽培しています。植え付けから収穫まで妻と二人でやっています。実ったら、畑でサヤをとり、家に持ち帰り袋詰めをします。このあたりは粘土質なので、どんな作物を作っても味が良く、他のどちらの土地の作物にも負けない良いものが出来ます。」
<宮澤 太郎さん>
平成30年7月16日掲載
長野市戸隠豊岡の小林将信さん(70)は40アールの敷地でブルーベリーを栽培しています。
「荒廃農地を無くそうという思いからブリーベリーの栽培を始めました。現在およそ1300本のブルーベリーを育てています。栽培でいちばん大事にしていることは、化学肥料を使わないことです。農薬も使いません。そして、健康な土作りを心がけています。ブルーベリーは収穫時期が長いという長所があります。くちこみで注文をいただき、全国に発送しています。小粒のものはジャムにして販売しています。」
<小林 将信さん>
■問い合わせ:小林農園 tel. 090-2631-1382
平成30年7月2日掲載
長野市若穂の峯村明実さんはトルコギキョウをつくっています。
「3.5アールで栽培しています。今年で2年目です。高校卒業後、農業大学校で様々な花を勉強しました。なかでもトルコギキョウの姿に感動してもっと勉強して、自分でもつくってみようと思いました。そして卒業してすぐに栽培をはじめました。わからないことばかりで、まわりの先輩方にひたすら教えてもらいながら花を咲かせて出荷することができました。今年は去年に比べると良いものができました。やりたいことをやりなさい、花をつくりなさいと応援してくれる家族に心から感謝しています。」
<峯村 明実さん>
平成30年6月25日掲載
真島町の高橋昭吾さん(38)は神奈川県生まれ。Iターンで農業を始めました。
「大学卒業後、転勤が重なる仕事に就いていましたが、あるときから、家族とどう過ごすのが幸せなのかと真剣に考えるようになりました。学生時代の友人がここでジェラートショップを開店したのをきっかけに農業を始めました。いまは、りんご7反歩、もも1反歩を栽培しています。真島町はとても暮らしやすく、地域の活動にも参加しています。家族と力を合わせてやっていける農業を実現したいと思っています。そして、地域に貢献できることを一生懸命考えて仕事をしていきたいです。」
<高橋 昭吾さん>
平成30年6月18日掲載
松代町東条の塚本勇さん(36)はあんずを栽培しています。
「今年は良いあんずができました。私は平成22年に就農しました。それまでは県外で働いていましたが親の病気がきっかけでした。また、大型農業機械の操作が魅力でした。1年目は心配事ばかりでしたが、農協青年部のなかで相談ができたことが大きな力となりました。農家は一人作業になりがちです。不安になることもあります。そんな時に助けの手を差し伸べていただけた事が嬉しかったです。これから就農する人の助けとなり恩返しをしたいです。」
<塚本 勇さん>