令和1年5月27日掲載
七二会育ち、七二会生まれの小林由未子さん。 「ふるさとでゆっくりとした暮らしを」と野菜作りを始めました。
野菜を育てることはもちろん、卸先の物産店で 従業員や買い物客、同じ生産者とも交流するのが楽しみといいます。
「与えられた場所、与えられた土地で、できる限りの努力を出来る限りの期間で」
「健康のためにも、細く長く。楽しみながら日々暮らしていきたいと思います」
令和1年5月20日掲載
屋島で農家を営む滝澤千春さん(58)。
数年前に両親のキュウリ畑を引き継ぎ、今は白菜やキャベツ、ブロッコリーなど様々な種類の農作物を栽培しています。
キノコ栽培に使った土をたい肥にする技法が特徴で、これは両親から引き継いだものだといいます。
現状は家族の支えもありますが、将来的にはパート、アルバイトなども雇えるよう規模拡大を目指しています。
令和1年5月13日掲載
篠ノ井信里の大田弘夫さん(72)。退職後、専業農家として米やジャガイモ、ブルーベリーなど 精力的に農業を営む一方、気になるのは地域全体の課題でもある「後継者不足」だといいます。
「農家は一人ではできない」「みんなでワイワイ集まってやれば農業は楽しい」
農業は助け合いだと語る大田さん。若者が働きやすい環境を作るため、法人の設立も夢の一つ。農業と地域コミュニティが支えあう未来を描いています。
<大田弘夫さん>
令和1年5月6日掲載
長野市東福寺で桃を作って50年になる小山光男さん(84)。 花が咲く前、つぼみの時から数を調整する「滴蕾(てきらい)」が 甘くておいしい桃を作るコツだと話してくれました。
「今年の桃は美味しかった」そんな感想が励みになると話す小山さん。
「自分の作る桃を待っている人がいる・・・」
「将来現役で、頑張れるところまで」
<小山 三雄さん>
平成31年4月29日掲載
長野市芋井でリンゴの専業農家を営む峯村悠太さん。
祖父の代から数えて三代目。近年注目されている高密植栽培を知り、「効率よく品質の良いものが作れる」と確信。サラリーマンから農家へと転身しました。
「誰が作っても同じものが作れるように」を自身のテーマに掲げる峯村さん。
「畑が広くなれば雇用が生まれる。若い方が田舎に定着する一つの理由になるのでは」
農業の次の時代を見据えていました。
<峯村 悠太さん>
平成31年4月22日掲載
長野市小田切や七二会など、JA長野西部支所管内の女性で作るかんそう野菜グループ。お話を伺ったのは吉原喜代子さんです。乾燥野菜の本場 鬼無里のノウハウを学び、仲間と試行錯誤を繰り返したといいます。
乾燥機も導入してもらい、今ではナスやカボチャ、リンゴにゴーヤなど多彩な乾燥野菜を 作れるようになりました。時にはブドウを一房丸ごと乾燥させることもあるんだとか。
「導入した乾燥機をたくさん使ってほしい」と、公民館で料理講習会を開くなど 乾燥野菜の普及も今後の展望の一つ。
「旬の野菜を乾燥したほうが良いので、たくさん採れた時にたくさん作って販売したいと思います」
<吉原喜代子さん>
平成31年4月15日掲載
長野市松代の新村富男さん(68)です。
「生涯現役なら農業」と、サラリーマン時代から少しずつ準備をしていたという新村さん。今はアンズだけでなくブドウやキウイフルーツなどを育てています。
アンズのハーコットは生食用としては最高級のおいしさで、思い入れもひと際。
栽培の難しい品種ですが、工夫を凝らしながら愛情深く育てています。
「栽培は難しいけれど、最高においしい果物」
「広く世の中の人に知っていただいて、楽しんでいただければ」
<新村富男さん>
平成31年4月8日掲載
長野市川中島地区で農家を営む堀田隆夫さん夫妻です。
農協の元技術員で、「兼業でも農家をしていた方が生活は安定すると感じた」とのこと。農家歴は30年ほどになるといいます。
定年を機に兼業から専業農家へ。
現在は団地のすぐ隣にあるビニールハウスでアスパラを栽培するほか、ブドウや桃など合わせて80アールほどの面積で農業に取り組んでいます。
「農業があったから子ども3人を大学まで教育できた」
「達者なうちは現状の耕作面積を維持したいと思います」
<堀田隆夫さん>
平成31年4月1日掲載
長野市若槻地区で仲間と漬物づくりに取り組んでいる笠原敏子さん。
「余った野菜を捨てるのはもったいない、漬物に加工してはどうかと仲間と一緒に始めました。」
上松の直売所で販売している漬物は無添加で、味も良いと評判です。
福神漬けや辛子茄子など人気商品も生まれましたが、近年は後継者を探しているとのこと。
「せっかくここまで来たので、つぶしてしまうのはもったいない。
だれか若い人に入っていただいて、続けていければいいなと思います」
<笠原敏子さん>
平成31年3月25日掲載
長野市芋井地区で仲間と「おやき工房」を開く伝田裕子さん。地元芋井の産物を使ったおやきを目指し、仲間と日々研究しています。
「おやきづくりを通して芋井を元気に、地元野菜を使うことで農家の励みになれば。」
「これからは週2日の営業日を増やしたり、おやきの宅配サービスも始められたら良い。おいしいおやきをたくさんつくりたいです。」
<伝田 裕子さん>
平成31年3月18日掲載
長野市の更北地区の農家や商工業者でつくる「こうほく産業振興研究会」は地元で栽培した六条大麦で焼酎「三太刀」をつくりました。
「川中島古戦場にある三太刀七太刀の史跡から命名しました。高齢化が進む中で6次産業化の取り組みは不可欠の選択と考えています。次の代へ「更北」の名のつく商品をつなげていきたいです。更北地区住民自治会、商業関係者らと連携して良いものを作り事業をしっかり進めていきたいと考えています。」
<竹内和雄さん>
平成31年3月11日掲載
長野市川中島町の桑原恵一さん(65)は桃を栽培しています。
「50年間この地で農業をやっています。最近は担い手が少なくなり、教える側の世代も少なくなっていると感じています。桃を栽培していて最近一番の心配は気候です。激しい温度変化にどう対処するか模索しています。また、桃は保存が難しくおよそ4割が加工や廃棄になります。川中島の桃は全国的に有名です。そのブランドをこれからもしっかり守って行きます。」
<桑原恵一さん>
平成31年3月4日掲載
結婚を機に就農した長野市豊野の竹ノ内真理子さんは夫と義母の3人でリンゴを栽培しています。
「農業を仕事として生きる決意をした時に共通の話題ができる友人が欲しいと思い農業女子の集まりに参加しました。リンゴはもちろん、他の作物をつくっている人たちとお話しすることがとても新鮮で勉強になります。女性同士で共感ができる環境が楽しいです。家族でリンゴを育てることはもちろん、豊野をもっと知って欲しいです。私の願いです。」
<竹ノ内真理子さん>
平成31年2月25日掲載
長野市赤沼の田中宏樹さんと克樹さん兄弟はりんごを栽培しています。2人はそれぞれ県外の会社に勤務していましたが、父親の体調の変化がきっかけでUターンして実家の農業を引き継ぎました。
「2.7町歩で、ふじ、つがる、秋映などをつくっています。収穫は今年で4回目です。なかなか思うようにいきませんが、少しずつ手応えを感じています。りんごを栽培している同世代の仲間が多く、とても励みなっています。品質の良いりんごをたくさんつくっていきたいです。」
<田中宏樹さん>
平成31年2月18日掲載
平成30年7月に長野市地域おこし協力隊として七二会地区に着任した井上格さんは耕作放棄地を活用したソルガムの栽培と販売に取り組んでいます。
「ソルガムはイネ科の穀物で世界五大穀物のひとつです。小麦タンパク、アレルギー物質を含まないのが特徴で、健康志向の人たちの新たな選択肢として期待されています。「信州産ソルガム普及促進協会」を立ち上げ販路の拡大に取り組んでいます。地方創生のポテンシャルは中山間地域にこそあると考えています。」
<井上 格さん>
平成31年2月11日掲載
長野市中条の酒井勇さん(67)が理事長をつとめる「農業組合法人きのこのふるさと」は23年前から「なめこ」を生産しています。
「父親の体調不良がきっかけで生れ故郷の中条に戻り生きるための仕事として農業を選択しました。なめこの年間生産本数は55万本です。きのこ生産体験学習施設として小中学校の子どもたちを招いてイベントを開いています。いちばん大事なことは長く続けることだと思います。地道にやっていきます。」
<酒井 勇さん>
平成31年2月4日掲載
長野市浅川の鶴田利光さん(71)は猟友会員として鳥獣被害と向き合っています。
「春から夏にかけてリンゴの芽を食べるシカやリンゴの根を掘るイノシシの駆除を行っています。この仕事を始めた25年前はもっぱら鳥被害だったのですが最近は四足動物による被害が増えました。電気柵で防ぐことができないものに対しては銃をつかわないと農作物は守れません。農家の人たちもいっしょになってやっていくことが大事です。」
<鶴田利光さん>
平成31年1月28日掲載
長野市信更町の有志が「りんごの里信更」を立ち上げて、「あっぷる工房」でアップルパイを製造販売しています。会長は石坂妙子さんです。
「信更は種もみとリンゴの産地です。有志でグループをつくり特産のリンゴを使ったアップルパイを作り始めました。甘さは控えめにしてリンゴ本来の美味しさを出しています。この工房が若い人たちの働き場所になり、種もみのように有名になってたくさんの人に信更に来ていただけたらと思います。」
<石坂妙子さん>
■問い合わせ:あっぷる工房 電話:026−214−8311
平成31年1月21日掲載
長野市松代町の養蜂家・依田清二(75)さんは長野県養蜂協会の会長をつとめています。
「2月の後半から3月にかけて、蜂を南信や山梨に移動させます。暖かいところで女王蜂の産卵を急がせるためです。そして4月の半ば頃こちらに戻り、りんご園で授粉の仕事をします。自然相手の仕事ですから蜜をとる技術と蜂の管理が大事な作業です。長野県は養蜂にたずさわる人の数が全国一です。国産蜂蜜の需要も高まっていますので頑張っていきたいです。」
<依田清二さん>
平成31年1月14日掲載
長野市篠ノ井の堀川一浩さんはサボテンの栽培と販売を行っています。
「子どもの頃にサボテンに興味を持ち、研修会などで知識を高め20代後半からこの仕事を始めました。現在の栽培面積は500坪、種類はおよそ1万です。アメリカ、メキシコなどにでかけて知識をふかめています。自分の好きなことをやっているので苦労はありません。今、サボテンブームで需要が拡大しています。サボテンは意外と寒さに強い植物です。楽しんでください。」
■問い合わせ:HORIKAWAカクタスガーデン 電話:026-292-5959 携帯:090-3565-6839
平成31年1月7日掲載
5年前に長野市地域おこし協力隊として鬼無里に赴任した木下恵美子さんは3年間の任期終了後も鬼無里にとどまり農業者として生活しています。
「自然観察が好きだったので自然豊かな鬼無里を任地に決めました。自分に何ができるか悩みましたが、豊かな鬼無里の自然と向き合う米作りを選択しました。地元の人たちに助けていただきました。収穫した米を出身地・名古屋の人たちに食べてもらい、とても好評でした。これからの励みになりました。」
<木下恵美子さん>
平成30年12月31日掲載
長野市北長池の藤沢えつこさんは20年前から花を栽培しています。
「トルコギキョウは2月に定植して6月に出荷します。そのあとに正月用にストックを栽培します。もともと花好きでしたが、これからは農業がいいのではと思いこの仕事を始めました。お金がかかるのにはビックリしましたが、若かったので思い切りました。勉強会のサークルに参加して他の会員さんの花をみて自分も負けられないと毎年が挑戦です。」
<藤沢えつこさん>
平成30年12月24日掲載
長野市中条住良木の第21自治会の住民でつくる「おこしま笑会21」。会長をつとめるのは松本晴貴さんです。
「地域の親睦を目的に会をつくりました。年末恒例の歳の暮れフェアで販売するしめ縄作りをしています。家族ぐるみで仲良く様々な計画をたて活動しています。また、中条にとどまることなく積極的に外に出て見聞を広め交流を深めています。」
<松本晴貴さん>
平成30年12月17日掲載
長野市篠ノ井の岡澤光雄さん(64)はりんごを栽培しています。
「61歳で定年退職後りんご栽培に取り組みました。今年3月苗を植え、高密植栽培を始めました。これから15年後まで仕事をしていくためにこの作り方を選択しました。高密植栽培で収益をあげ農家の経営ができるようにならないと若い人が農業に入ることはきびしいと思います。そして、定年退職者でもできるという手本になりたいです。」
<岡澤 光雄さん>
平成30年12月10日掲載
長野市信州新町信級の植野翔さんは「のぶしな玄米珈琲」をつくっています。
「信州新町信級に住み始めて8年になります。炭焼きとたんぼをやっています。そのたんぼでつくった米を焙煎して玄米珈琲を作っています。この信州新町信級で暮らす人たちの力強さと自らの暮らしをつくっている姿に人として憧れのようなものを抱いてきました。この様な場所に若い人が暮らせるようになれば、豊かな暮らしを楽しめる人たちがもっと増えるのではないかと思います。」
<植野 翔さん>
平成30年12月3日掲載
長野市村山の落合進一さんはりんごを栽培しています。
「若い人に伝えたいことは、収支ばかりにあせらないで、その土地にあった品種をじっくり選択してください。そして、不明な点や疑問は近くのJAに駐在する技術員に相談してください。これからの農業は努力すれば必ず報われると信じています。努力の結果として経済的な豊かさがついて来ます。そういう気持ちで農業に取り組んでいきましょう。」
<落合 進一さん>
平成30年11月26日掲載
篠ノ井会のあいアップル代表・久保田敏夫さん(65)は地域の3人の仲間と加工用りんごを専門に栽培しています。
「栽培面積は約75アールです。昨年春、高密植栽培で1反歩あたり300本の苗木を植えました。苗木と施設資金の半分は農協を通して国の補助を受けました。高密植栽培のメリットは2年目の今年から収穫ができることです。私たちの取り組みがモデルとなって近隣の人たちの手本になれるように頑張っていきたいです。」
<久保田 敏夫さん>
平成30年11月19日掲載
信州新町の牛沢正毅さんは野菜とぶどうを栽培しています。
「10年前、70歳になった時、それまでの建設業にけじめをつけ妻とふたりで農業を始めました。およそ40アールで野菜とぶどうを栽培しています。野菜は野沢菜、長芋、里芋などをつくっています。手間暇かかってもみんなに喜んでもらえるものを作ろうという気持ちでやっております。残りの人生を有機栽培にかけてみようと思っています。」
<牛沢 正毅さん>
平成30年11月12日掲載
真島町の西澤克敏さん(56)はりんごを栽培しています。
「去年12月まで会社員として働いていましたが、定年まであと10年の節目に退職して、今年の夏から本格的に家業の果樹園を継ぎました。ナシ1反歩、りんご3反歩を作っています。真島町はりんご栽培をはじめて140年の歴史があります。もう少し余裕がでたら、栽培面積を増やしたいと思っています。そして健康に気をつけながら家族仲良く一生懸命働いて行きます。」
<西澤 克敏さん>