農は人にあり

わさびの花 松下正好さん Vol.479

平成29年4月10日掲載

松下正好さん(73)は 信州新町でわさびをつくっています。

「昔は、このあたりはわさびの栽培がさかんで、100軒以上の農家がつくっていました。今は高齢化がすすみ、つくる人がだいぶ少なくなってしまいました。また、温暖化によって作りづらい作物になってきています。健康で働ける間はつくり続けていこうと思っています。この信州新町のわさびは適地適作です。栽培がふえていくことが望みです。」

<松下正好さん>

温床 大宮汎さん Vol.478

平成29年4月3日掲載

大宮汎さん(71)は 育苗のための温床を昔ながらの方法でつくっています。

「ワラで納豆ができる原理をつかい、ワラとコヌカの力を借りて持続的に20〜30度を保てる環境をつくっています。踏み込むことによってその効果をあげています。ワラ、豆殻、枯葉などで床を作ります。育苗には約1カ月かかります。昔は電気がなかったのでこの方法が考案されたのでしょう。中山間地ではせまい面積からなるべく多くの農産物を収穫するためにトマトやピーマン、ナスなどの果菜類が作られてきました。ここで育苗してみなさんにおわけしています。」

<大宮汎さん>

ソルガム発泡酒 信州ソルガム Vol.477

平成29年3月27日掲載

鎌倉彬さん(72)はソルガムの実を使った発泡酒をつくりました。

「このビールはソルガムの実をつかったおそらく日本唯一のビールです。長野の特産になるように販売していきます。また、当社では信州大学農学部と連携してイチゴの新品種夏秋イチゴの栽培をはじめます。800株の苗を購入してハウスでの栽培がスタートします。農業法人の認定を受けて、これから一所懸命頑張って行こうと思います。まだまだ初心者ですが持続可能で地域が元気になるような事業を経営していきます。」

(信州ソルガム代表取締役・鎌倉希旭さん)

■信州ソルガム(株) tel.026-237-6177

ふきのとう 矢沢和男さん Vol.476

平成29年3月20日掲載

長野市豊野町の矢沢和男さん(75)は定年退職後、家庭菜園をはじめました。

「ふきのとうが春一番で出てきます。3年前から栽培しています。農業の経験がなかったのでJAの講習会に通いました。その時、野菜を作り収穫できたら直売所に出してみたらどうかとすすめられ、いまは、出荷するのが楽しみになっています。なるべく多くの品種を作ろうと考えています。大量にはできませんが、直売所に出回っていないものをつくりたいという思いでやっています。いまは、レタスの種をまき育てているところです。」

<矢沢和男さん>

有機農産物認定事業者 中野幸夫さん Vol.475

平成29年3月13日掲載

中野幸夫さん(65)は13年前にUターンして農業をはじめました。いまは野菜をつくっています。

「子どもたちに土いじりの楽しさを伝えられるのはわれわれ団塊世代です。それがこの世代の役割だとおもっています。なるべく農薬を使わない栽培に心がけています。販路をしっかり確保してお客様に満足していただける野菜づくりに努力しています。いいものを手ごろな価格で品質を重視して取り組んでいます。これからリタイアされる方が多いとおもいますが、子どもの頃を思い出して畑に出ていきましょう。」

<中野幸夫さん>

新規就農 もも剪定 田村元志さん Vol.474

平成29年3月6日掲載

昨年、新規就農して地元の人に教えていただきながら桃の栽培をはじめました。この一年、栽培を通して桃への愛着が深まりました。

この地域は「川中島白桃」の栽培地として有名です。「川中島白桃」は素晴らしいブランドですが、県外の人たちになかなか通用しない現実もあります。このブランドをもっと全国にPRして広く知ってもらえれば、いまこの地域の栽培農家がかかえている後継者不足の解決の糸口にもなるのではないかと思います。

一年を振り返り反省点をみきわめてもっと収益をあげてお客様に喜んでもらえる桃作りをしていきたいです。

<田村元志さん>

どらいなっとう 村田滋さん Vol.473

平成29年2月27日掲載

「長野市内で生産された大豆をつかった「どらいなっとう」をつくりました。サクサクとした食感で納豆独特の糸のひかない納豆です。ごはんのおかず以外にもたくさんの使い方があります。おやつやおつまみに最適です。

今回は長野市農業公社の橋渡しによる大豆の生産地、生産者との出会いがあり実現しました。これからは弊社が得意とする本来の納豆そのものを「ながのいのち」シリーズで作っていきたいと考えています。ながのいのちブランドが頻繁に目につくようなおいしい、リーズナブルな商品を提供していきます。」

<村田滋さん>

■村田商店 tel.026-226-6771

ぶどう栽培 田牧雅夫さん Vol.472

平成29年2月20日掲載

「わたしの家は代々農業を営んでいます。わたしで9代目です。サラリーマンを退職して両親から農業を引き継ぎました。
農業をやるからには消費者に好まれるものを作りたいと思い、いろいろ研究しました。産地をたずね、有名デパートの売り場を見て歩きました。そこでシャインマスカットに出会いました。たいへんジューシーで甘くておいしいこのぶどうをぜひ作りたいとおもいました。巨峰にかわる次世代のぶどうだと思います。
生産するだけの農業ではなく、いいものを作り、お客様に届けたい。10年先を見据えた目標をもちたいと考えています。」

<田牧雅夫さん>

(株)えとキング 江遠昌弘さん Vol.471

平成29年2月13日掲載

「えとキングという社名の中には、弊社の基本的な考え方である、トーキングという思いをこめています。お客様、スタッフと会話をしながら要望をくみとり、悪いところは修正したり、良いところはさらに伸ばしていきたいです。そしてこの考えかたをベースにして会社を経営していきたいです。
中山間地域の農がある風景を大事にしていきたい。そこに暮らす人たちといっしょになって仕事をしていきたいです。」

<江遠昌弘さん>

■(株)えとキング tel.026-247-8401

原田果樹園 原田章一さん Vol.470

平成29年2月6日掲載

「原田果樹園では、体験型オーナー園「古墳りんご」としてりんご栽培を楽しんでいただいております。りんご園は茶臼山モノレール乗り場駐車場の近くのとても眺望の良い場所にあります。りんごは見た目や大きさにこだわらず消費者のみなさんに美味しいと言ってもらえるのがなにより嬉しいです。化学肥料は30年前から使っていません。自分で堆肥を工夫しています。自分でできることは自分で、というのが私のモットーです。農業は一年一年真面目にやっていく以外にないので、少しずついいものを作っていきたいと思います。」

<原田章一さん>

切り干し大根 廣田喜一さん Vol.469

平成29年1月30日掲載

「私は昭和10年生まれの81歳です。このあたりでは昔から収穫して余分になった大根を加工して保存していました。皮をむいた大根を細く切り裂き、冬の屋外で干して乾燥させます。それを夏や秋に煮物などに使っていました。

「三太郎」という大根をつかっています。この大根は煮物に使うと旨いので、切干しにしてもいいだろうと思い使い始めました。今回は120キロほどの大根を干しました。2週間ほどすると出来上がります。寒さで凍ったり、とけたりしながら良いものが出来上がります。冬の間の楽しみです。」

<廣田喜一さん>

クリスマスローズ 坂口大輔さん Vol.468

平成29年1月23日掲載

クリスマスローズはキンポウゲ科の多年草です。

「我が家はりんごをつくっていましたが、20年ほど前に畑を整備してクリスマスローズの栽培をはじめました。クリスマスローズは寒さや暑さにとても強く、手入れや管理がしやすい花です。とても丈夫です。春先の殺風景な庭先できれいに咲いてくれます。
もともと緑っぽい花が多かったのですが品種改良がすすみ色とりどりなきれいなものが出てきました。当社は大量生産はできませんが、少しでも長野の人たちにこの花を楽しんでもらえるように頑張っていきます。」

<坂口大輔さん>

■ ズーニィ・ガーデン 長野市若穂川田 tel.026-282-7225

無添加・天然酵母パン 垣下麻弥さん Vol.467

平成29年1月16日掲載

垣下麻弥さんは大岡でパン工房「まめぱん」を起業して、無添加・天然酵母パンをつくっています。

「ここに移住してから、おいしい水に恵まれたこの場所で、地元でとれた食材をつかったパンをつくりたいと思いパンづくりを始めました。子どもがアトピーであったこともあり、パンを焼くなら安全で素材が見えて、原材料がわかるものと思い、安全性に疑問のある外国産小麦粉と油脂類は一切使用せず、小麦粉と塩、砂糖のみでつくっています。アレルギー体質の方にも安心してお召し上がりいただけます。」

<垣下麻弥さん>

奥信濃トウガラシ生産組合 Vol.466

平成29年1月9日掲載

長野市西山地区などの農家が2016年4月にトウガラシの生産組合を結成しました。この日、栽培したトウガラシの出荷をしました。関東の香辛料メーカーで加工されます。同組合の全会員がエコファーマーで減農薬の栽培に心がけています。

「有害鳥獣からの被害がなく、比較的栽培しやすいです。品質向上にむけて出荷先である香辛料メーカーと打ち合わせを重ねています。今回はいいものができたと思っています。これからますます研究を続けていきます。耕作放棄地で栽培をしたいという意欲ある人たちが集まって来ています。会員はもっと増えて行くことでしょう。この地域の特産にしたいです。」

農業女子 宮澤みえさん Vol.465

平成29年1月2日掲載

結婚を機に就農して主に野菜苗とシクラメンの栽培をしています。

農業に入ると横のつながりがほとんどなく農業をやっている30〜40代の女性に会うことがありませんでした。じっさいにどのくらいいるのかとフェイスブックで声をかけたところ、8人から始まり2年間で40人にふえ、農業女子の会「NJ北信」が活動しています。飯山、中野地方の会員がおおいのですが長野で参加してくれる人を募集しています。

街中で市場を開き直接販売活動をしています。またデパート食品売り場にNJブースが開設されました。農業をしていることが閉塞的でなく楽しい職業として選択してください。

<宮澤みえさん>

芋焼酎(じゃがいも) 飯塚八十雄さん Vol.464

平成28年12月26日掲載

長野市芋井地区の有志でつくる「芋井の焼酎を造る会」がじゃがいも焼酎「芋井の里」をつくりました。

地区の寄り合いの席で地区が盛り上がる企画ができないかと呼びかけあい、賛同した住民らがじゃがいもを栽培して佐久市の酒造協同組合におくり焼酎の製品化をしました。試飲した人たちの感想は「自然な香りがさわやかで美味しい」と評判は上々。

同会会長の飯塚八十雄さん(72)は「この焼酎が地域をひとつにしてくれた。芋井の元気がうまい酒に醸してくれた。」

<飯塚八十雄さん>

注連縄作り 小林昭治さん Vol.463

平成28年12月19日掲載

昔はどの家でも年の瀬になると、注連飾りや門松を作り、お正月の神様を迎える準備をしました。両方の手のひらでこすりあわせるようにして稲わらを束ねて注連縄をないます。使っているのは今年の田んぼの稲わらです。

「冬の作業として注連縄作りをしています。注連縄作りは小さい時におぼえました。父は戦争で亡くなり、母が一人でやっているのを見て、少しでも助けになればと思いやり始めました。注連縄を飾って新しい年を迎えていただきたいと思います。」

<小林昭治さん>

ユーカリ栽培 半田貞雄さん Vol.462

平成28年12月12日掲載

乾燥地でもよく育つ「ユーカリ」は約500種類もあるそうです。

松代町の半田貞雄さん(75)は自宅裏の斜面でユーカリを栽培しています。

「斜面のがら地で普通の野菜をつくってもうまくできないということで、JAからユーカリの栽培をすすめられました。農作業は比較的に楽です。草とりさえ怠らなければ肥料は不要です。花の無い時季に出荷すると人気があります。もう少し、栽培を増やしてみようかと思っています。また、畑全体によい香りがして作業も楽しくなります。」

<半田貞雄さん>

長野市中条社会就労センター指導員 新井直文さん Vol.461

平成28年12月5日掲載

長野市中条地区の5カ所の会場で毎年恒例イベント「お菜とりツアー」が開かれました。中条住良木の青木会場もたくさんのお客さんでにぎわいました。

新井直文さん(67)は長野市中条社会就労センターの指導員として活動しています。
「この畑は中条社会就労センターが農家から借りて、耕し、野沢菜のタネを播き栽培しています。今年は天候不順により期待したほどのものができませんでしたがこれも農業の難しさです。私たちは中条地区で働く場所をつくったり、耕作放棄地を耕したり、また公共施設の清掃作業などを通して、地域のために働くやりがいを感じています。」

<新井直文さん>

藤牧農園 藤牧秀夫さん Vol.460

平成28年11月28日掲載

長野市村山の藤牧農園で誕生した「あいかの香り」は真っ赤なツヤツヤとしたりんごです。さわやかなみずみずしい甘みが特徴です。

「私の長女の名前から「あいかの香り」と名づけました。いまは全国から注文をいただき限定販売しています。ふじと比べると、ふじは中心にミツが入りますが、あいかの香りはバラバラっと霜降り状に入ります。とても甘いジューシーなりんごです。いま、あいかの香りの子どもを作ろうと育種をしています。手ごたえを感じています。ご期待ください。」

藤牧秀夫さん

戸隠おろし栽培 池田功徳さん Vol.459

平成28年11月21日掲載

「戸隠おろし」は1997年に長野県野菜花き試験場で誕生し、2002年に長野県の「信州伝統野菜認定制度」によって認定された野菜です。

池田功徳さんは長野市戸隠栃原の追通地区でただひとり「戸隠おろし」をつくっています。
「ふつうの大根に比べて強い辛味のある大根です。栽培は比較的容易で10アールほどの畑でつくっています。10月中旬から12月初旬が収穫期です。JAながのを通して漬物製造会社に出荷しています。また、そばなどの薬味に向いているといわれています。」

<池田功徳さん>

Iターンで農業 内田光一郎さん Vol.458

平成28年11月14日掲載

内田光一郎さんは大岡の風景に魅せられて10年前に脱サラして大岡に移住しました。

「現在は2反歩の水田と3反歩の畑を耕しています。こちらに来て大岡が素晴らしい米どころであることを知りました。湧水が多く、清冽な水とミネラル分豊かな土地が美味しい米を作ります。
サラリーマン時代といちばん違うのは何事もお金を使わずできることは自分でやることです。豊かな自然環境のなかで人間本来の生活ができることこそが本当の豊かさではないかと思っています。
これから大岡を支えてくれる人に移住してほしいと願っています。」

内田光一郎さん

大豆栽培 石坂正夫さん Vol.457

平成28年11月7日掲載

長野市西部の七二会・信州新町・中条地区は西山とよばれています。ここの土地は水はけがよい傾斜地です。昔から大豆栽培が盛んでここでとれた大豆は特別に「西山大豆」とよばれています。西山大豆=美味しい大豆、と評判です。

七二会の石坂正夫さんは鞍掛豆、青豆などを栽培しています。

「いまは、1反歩ほどつくっている野沢菜の収穫最盛期です。大豆はこれから収穫期にはいります。もう少し枯れてきて、いいものができてきます。土地が肥えていて茎が倒れてしまうので収穫はたいへんですが頑張って抜き取ります。これからも妻とふたりでがんばって大豆をつくっていきます。」

石坂正夫さん

エゴマの収穫 米山孝信さん Vol.455

平成28年10月24日掲載

私はここ鬼無里の兼業農家の家に生まれました。若い頃から定年まで森林組合で働きました。両親、兄弟、家族みんなで手を携えて働き、家庭を守ってきました。養蚕、酪農、葉タバコ栽培をやってきました。

8年前に仲間といっしょに、農を通して区外の人との交流を図る会を立ち上げました。いまは、きのこや野菜栽培を通して市内はもちろん東京の方々と交流を重ねています。

今年、はじめてエゴマの栽培をしました。油をしぼって販売する計画をしています。まだまだ普及段階でこれからの作物ですが、年寄りでもできる栽培ですので、これからのはりあいある生活の助けになればと思います。

<米山孝信さん>

そばの刈入れ 櫻井啓二さん Vol.454

平成28年10月17日掲載

7月の下旬から蕎麦の播種をして9月下旬から蕎麦刈りを始めました。栽培面積は約26ヘクタール。約10トンの収穫したものは契約栽培として地元の蕎麦製造会社へ納品します。

蕎麦の栽培をはじめたきっかけは、地元の若い人たちの職場が限定されている状況で、若い人たちにもっと地元戸隠で活躍してもらいたいという思いからでした。私たちがつくった蕎麦を地元の蕎麦屋さんでつかっていただき全国の人たちに食べてもらい「おいしい」と言ってもらえる蕎麦をつくっていきたいです。

<櫻井啓二さん>

就農3年目で多品目野菜栽培 小林淳一さん Vol.453

平成28年10月10日掲載

就農して3年目です。1年目の栽培面積は60アールでした。3年目の今年は120アールほどの栽培面積になりました。いま3年目にしてようやく自分の営農スタイルがみえてきたように思えます。

まだまだ若輩者で技術も未熟ですが、いままでの3年間で得ることができた知識をより着実なものとして営農スタイルを確立していきたいと思います。

10年先、20年先のことはわかりませんが、これからもみなさんに喜んでもらえる野菜をつくっていきたいと思います。

小林淳一さん

野沢菜栽培 宮尾眞二さん Vol.452

平成28年10月3日掲載

松代町東条で農業をやっています。このあたりはかつて10軒ほどの集落でしたが、いまは2世帯が暮らしています。農業の後継者をつくりたいと常々思っていますが、なかなか思うようにはなりません。

この場所を気に入ってくれて一緒に農業を志す人を募集しています。畑のまわりは鳥獣対策を施しました。景色が良いこの場所で有機肥料をつかった減農薬で身体によい農作物の栽培を進めていきます。NPOを組織して農機具等の提供できる環境も整っています。いっしょに楽しく農業をやりましょう(問合せ:TEL.090-1122-9329)。

<宮尾眞二さん>

パプリカ栽培 五明武臣さん Vol.451

平成28年9月26日掲載

以前はきゅうり、トマトをつくっていたんですが、なにか長野県の特産になるものをつくりたいとおもいパプリカの栽培を始めました。これから若い人たちにサラダ食材として人気がでるんじゃないかとおもいました。現在、農協直売所3店舗に毎日約120個出荷しています。

栽培始めて約10年になります。ようやく木が2メートル高に成長しました。やっと一段落です。しかし、毎年一年生のおもいで陽気に教わりながらやっています。人間は死ぬまでチャレンジと勉強だとおもいます。

<五明武臣さん>

ぶどう栽培 神戸直日さん Vol.450

平成28年9月19日掲載

巨峰、ピオーネ、ナガノパープル、シャインマスカットなどをつくっています。栽培のモットーは土作りが基本です。有機栽培に心がけて、大粒で割れないものをつくる努力をしています。

将来は赤系の品種を増やしていこうと計画して赤系の品種・クイーンニーナを試験的に導入しました。この品種の難しさは色つけ。これが課題です。葉摘をして日光があたるように袋をはずしてやっています。これから少しずつでもいいものをつくっていこうと努力していきます。

またナガノパープルの知名度がやや低いのが心配です。消費者に宣伝して知名度アップを心がけていきます。

<神戸直日さん>

葉とらずりんご 荻原 大さん Vol.449

平成28年9月12日掲載

当園はりんごとぶどうを主に販売しています。特に葉とらずりんご栽培は私の父が30年ほど前に始めました。りんごは実の色にこだわる傾向が強い果樹です。その着色のために実のまわりの葉を取ってしまいます。それにより味や風味にマイナスの影響が出ます。父がその栽培法を始めた頃はお客さまに理解してもらえず苦労したそうです。今は当園のファンが多くなり色よりも味にこだわるお客さまの理解がすすんでいます。

知人やチラシにたよる販売促進は限界がありインターネットを利用しています。ネットモールでの販売は一定の結果を出すことができますが価格競争で疲弊することがあります。当園では独自ドメインを使った販売でお客様満足度向上に心がけています。

<荻原 大さん>