長野市農業公社

農は人にあり

小梅 JAながの 田中和彦さん vol.77

平成21年6月15日掲載

6月に入り、JAながの さいがわ営農センターでは小梅の選果作業がピークをむかえました。長野県は小梅の生産量が全国第一位ですが、なかでも西山周辺は北信地域でもっとも多く小梅が栽培されています。

今年はすでに210トンもの小梅がここに集まって来ています。(6月10日現在)集められた信州新町、西山地区、西部地区の小梅はここで選果されて山梨県や神奈川県などに加工用として出荷されていきます。

竜峡小梅は粒揃いがいいのが特徴。昔から大切に守り育てられてきました。生産者の高齢化による産地維持が危ぶまれていますが地域が一体となって総力を結集して中山間地の特産品としてさらなる市場開拓に取組んでいます。

きゅうり(ハウス栽培) 両角邦夫さん vol.76

平成21年6月8日掲載

松代清野でトマトとキュウリを栽培している両角邦夫さん(65歳)は高校卒業以来この道をひとすじに歩んできました。いまは7アールの土地で朝5時から夕方まで毎日トマトとキュウリと向き合って暮らしています。

身土不二ということばがあります。身体と土地とは分けることができない。わたしたちの身体にとっていちばん良いのはいま住んでいる土地で収穫したものをいただくことだという意味だそうです。まさに地産地消ですね。日々の生活で謙虚に誠実に取組んでいる人がつくるものに間違いはないと確信できます。

両角さんのハウスでは近くを通る電車の音がこれから向かう外界の様子をキュウリに優しく語っているようです。

トマト(ハウス栽培) 柳沢秀行・けさ江さん vol.75

平成21年6月1日掲載

松代清野のハウスでは、柳沢秀行・けさ江さんがトマトの収穫に追われています。柳沢さんが育てるトマトは「樹熟トマト」。すっかり熟すまで木で育て、熟すと同時に収穫し、その日のうちに農協のスーパーの店頭にならべます。

柳沢さんはおよそ3反歩でトマト「桃太郎」を栽培しています。高校を卒業以来、トマト栽培ひとすじに取組んできました。2月中旬に定植したものがいま最盛期を迎えています。トマトは800度を超えると熟しはじめるといいます。20度の日が40日で収穫時というわけです。糖度は赤くても青くても同じ、だんだんと旨味が重なって収穫時をむかえます。

篠ノ井のJAファーム瀬原田店に柳沢さんの樹熟トマトがならんでいます。

野菜生産 菜加田株式会社 松坂信義さん vol.74

平成21年5月25日掲載

松坂信義さんは平成19年3月に仲間とともに株式会社菜加田を設立しました。そして松代清野など市内南部を中心に遊休農地を借り入れて本格的な野菜生産をスタートさせています。現在5ヘクタールでタマネギやキャベツなどを栽培しています。

ちなみに「菜加田」は「野菜を加工する田んぼ」の意味がこめられていて、設立メンバーはみな個性が強い50代の男たちです。こだわりは作業するスタイルにもあり、まず服装はかっこ良くがモットーです。そして土曜日、日曜日にすっかり休める労働環境の実現に取組んでいます。もちろん農薬の使用回数を減らして、より安全な野菜の生産を目指しています。

もうじきタマネギの収穫がはじまります。

菜の花 山布施地域はたらく女性の会 vol.73

平成21年5月18日掲載

市内篠ノ井山布施で活動する「山布施地域はたらく女性の会」は地元の農業女性ら20人で2005年に発足したグループです。地域の小学校通学路沿いの整備からスタートして遊休農地の改善に取組んでいます。いままでに2ヘクタール(35枚の田)を整備してきました。そしてその遊休農地にアブラナを栽培して「菜種油」の商品化に取組んでいます。

昨年は収穫したアブラナから200ミリリットル瓶で190本の菜種油をしぼり、その手応えをつかみました。「油菜種を手作業で播種、育成中は農薬不使用で栽培した油菜種をしぼった食用油です。香ばしいかおりが特徴で、ドレッシングとしておすすめです。」

山布施の「なたね油」は遊休農地から生まれた新たな“いのち”です。

花「ブブレアム」 中澤忠實さん vol.72

平成21年5月11日掲載

市内松代清野で花卉栽培に取組む中澤忠實さん。この道40年のプロです。根っから花が好きで、なかでもブブレアムがお気に入りです。「ブブレアムは自ら目立とうとしないでそばにある花を引き立たせるんです。脇役の美学というか、そこが好きです。」と語る中澤さんは自分の信条をブブレアムをして語っているのかもしれません。

中澤さんの花卉栽培は少量多品目。年間通して30品目を育てています。「人間と同じで花にもみな個性がある。野菜は旨くなければならないと同じで、花はきれいで個性がなければいけない。また、野菜は世界各国調理する方法が違うが花の姿形や美しさは万国共通。そんな花と仕事ができる幸せが働きがいでもあります。」

中澤さんはことし80歳です。

ロハス茸菜里 寺嶋利光さん vol.71

平成21年5月4日掲載

今年は鬼無里イヤー。キャッチコピーは「おでやれ鬼無里」。ブナと水芭蕉、そして民話の里である鬼無里の人々が自らの風土が持つ魅力をさらに掘り起こし今を生きる人と地域の絆を作っていこうとしています。

長野森林組合鬼無里事業所に関わる人たちが中心になって「ロハス茸菜里」の活動がスタートしました。農林産物を通して山村と都会の絆をつくろうと“きのこのオーナー”を募集したところ、募集定数を超える大反響。きのこの駒打ち体験作業におよそ120人が集まりました。原木はナラとハンノキ。これにドリルで穴をあけ、ナメコとヒラタケの菌を打ち込みました。もしかするとヒラタケは今秋にも収穫ができるかもしれないそうです。楽しみですね。

里芋つくり隊 善財三枝子さん vol.70

平成21年4月27日掲載

長野市内の女性5人が地元の地産地消の確立を目指し、農業後継者を育てたいという思いから「里芋つくり隊」を2007年に結成しました。。日常のつらいことやいやな事をいっとき忘れて楽しい会話ができるのも会の魅力です。

里芋は消毒に気を使うこともなく、その実のなり具合が縁起がよく、体に良い野菜です。この日は友人知人に声をかけたところ20人以上の仲間が集まりました。そして、およそ1500個の里芋を植え付けました。10月の収穫祭が楽しみです。「里芋は田植えの声が聞こえないと芽が出ない」といわれ5月の下旬頃に芽が出ます。

「さといもワォー ごろごろワォー たくさんとれました・・・」というテーマソングをつくり前向きな仲間づくりを進めています。

鬼無里酒米生産組合 中村公明・利子さん vol.69

平成21年4月20日掲載

鬼無里の鬼無里酒米生産組合(中村公明組合長)は平成14年から酒米の栽培に取組んでいます。鬼無里は水と緑が豊かな土地。酒米生産組合はその清らかな水を利用した安心で安全な酒米栽培を通して鬼無里の農業振興と地域の活性化を図ろうとしています。

現在の組合員数は15名。一般米より一回り大きな「ひとごこち」という酒米で心白が充実した大粒の米をつくる研究を重ねています。今年の耕作面積は鬼無里全体で2町2反。醸造する酒は「ブナと水芭蕉の里・鬼無里」にふさわしく「水芭蕉」と名付けました。地域の文化のように奥深い風味と中村公明・利子さんのような穏やかでまろやかな口あたりが評判です。

5月23日(土)には鬼無里美里地区で酒米のお田植え祭を開催します。

NPO飯綱高原よっこらしょ 志村雅由さん vol.68

平成21年4月13日掲載

NPO飯綱高原よっこらしょは2年前に、遊休農地の改善とより細やかで濃密な地域の結びつきをつくろうと飯綱高原に住む皆さんによって設立されました。出身地も職種もさまざまな人々が集まり個性豊かで活発な団体に成長してきました。

その掲げる事業目標も多様で、遊休農地の再生と活用をはじめとして、自然を活用した環境教育、森林整備、農業を介した都市と農村の交流など農地を守り、人を育て、未来の子どもたちに残せるものをつくろうとしています。

土を耕し夢を拓く。この春からは近くのホテルアルカディアといっしょに「土・森・水・人とつながる スローライフツアー」を企画しました。