平成23年1月24日掲載
平成13年のオープン以来、国道18号沿いにある農産物直売所・アグリながぬま(長野市長沼)は毎日たくさんのお客さんでにぎわっています。その店舗の近くにある農業用ハウスでいちごが栽培されています。
高浪美智子さんが夫・芳正さんと起業してから今年で9シーズン目。10アールのハウスで13500株の「章姫」と「紅ほっぺ」がすくすくと育っています。蜂が花から花へと飛び交いまっかな大きな実りがハウスいっぱいに甘いかおりを満たしています。株から房が成長して尊いいのちを結実させます。1株でおよそ1パックの収穫が目安です。
1月1日から、いちご狩りが始まりました。観光農業による新たな担い手の確保、新品目導入による経営の複合化、農家の所得向上など「いちご栽培」に大きな期待と夢がかけられています。新鮮ないちごが食べ放題のいちご狩りは6月まで開園しています。
平成23年1月17日掲載
「どうらく園」の卵がよく売れています。 1個50円です。それでも飛ぶように売れます。 売れ行きバツグンの卵の産地は長野市松代清野地区です。 1200羽のブラウン種のニワトリが、自然木のチップを粉砕して敷かれた上で、平飼いされています。 ホテルや企業からでる食物の残り物をエサとしてもらってきています。 いわば、人間が食べる栄養を摂って育っていくわけです。 大矢さんと小出さんの卵作りは、ゴミになる残り物の有効利用であり、自然に優しい農業の取り組みでもあります。 集められた卵は水道水で洗浄されます。 洗浄された卵は自然乾燥をして、鮮度が落ちる前にパック詰めされます。
これも「ながのいのち」ブランドです。この卵は「ながのいのち」ブランドに認定されてから売れ行きが大幅に伸びました。 「たんぽぽ」や「マツヤ」全店で販売されています。
平成23年1月10日掲載
眼下に犀川、それにそって伸びる国道19号を望む長野市中条日高生板地区に「農事組合法人きのこのふるさと」があります。設立は平成5年10月、地区の農家6戸がまとまって事業をスタートさせました。
「きのこのふるさと」の菌床栽培の工場は8つの部屋に区切られていて、常に温度13.5度、湿度95%の環境が保たれています。そして、15日の生育日数を経て収穫されます。ここで育つきのこは年間80トン。JAを経て、東京と北陸の市場に出荷されていきます。
現理事長の酒井勇さんは元銀行マン。Uターンして父のあとを継ぎました。「毎日、食物を生産する喜びを実感している」そうです。ねっとりとして美味ななめこ。農薬はいっさい使っていないので安心して食べることができます。自然豊かな中条でうまれる安心安全な「きのこ」です。
<酒井 勇さん>
平成22年12月27日掲載
昔はどの農家でも正月をむかえる頃になると、しめ飾りや門松をつくり、お正月の神さまを迎える準備をした。門松には「お正月の神さま」がやってくると考えられてきたからだ。人々は、その年の実りをもたらしてくれた「わら」で心をこめ丹念につくった。
長野市大岡地区では、わらでつくった「やす」とよばれる、じょうご状のものを玄関につけるそうだ。そして、その中へ元日のモチなどをいれる。いわば神さまの食事のための食器のようなものだ。人々の勤勉で誠実な思いが形になっている。
大岡地区の北島文雄さんが黙々と力強く、注連かざり・門松つくりに精を出している。行く年に感謝して、来る年の希望を願って、北島さんはわらをなう。北島さんがつくったものは、大岡の道の駅で販売される。「ぜひ、北島さんがつくったものがほしい」というファンが多い。
平成22年12月20日掲載
千曲川の流れによって耕された土地で、人々に恩恵をもたらす作物がそだっています。幻のれんこん「綿内れんこん」もそのひとつです。きれいな花を咲かせる蓮の根茎の部分が「れんこん」とよばれて、食用としています。ここの土がとってもやわらかいので、れんこんも歯にやさしくて、おいしくて、「幻のれんこん」と呼ばれています。
12月、暮れの季節がれんこんがもっとも旬となります。なぜ、この季節がれんこんが旬なのか?それは、れんこんの穴にありそうです。昔の人はその穴から新しい年の希望を見ていたようです。来年こそはきっといい年がくるはずだ、こんなことがありそうだ、そんな思いを、この、れんこんに願っていたのかもしれません。
若穂の小林誠さんは父親の仕事を継いで、れんこん栽培にうちこんでいます。寒い季節に泥の中から掘り出す厳しい仕事ですが「父のようになりたい」と固く心に誓っています。
<小林誠さん>
平成22年12月13日掲載
古くから犀川沿いの渓谷では、その自然の気候を生かして干し柿がつくられてきました。信州新町で作られる干し柿は、ふるさとの味として喜ばれ、気持ち豊かになる素朴な味わいの自然食品として人気です。
高木喜久夫さんは2反半の面積で「平核無柿(ひらたねなしがき)」を栽培して干し柿を作っています。平核無柿は種がない平べったい柿です。先月10日から収穫をして皮をむき、17日から干しはじめました。昼はよく晴れ、夜はすこし湿っぽい気候が美味い干し柿をつくるそうです。
毎年、きまったお客さんが出来上がりをまっていてくれるそうです。また、国道19号沿いの信州新町地場産業開発センターでも販売しています。1キロ1500円ほどです。ヨーグルトに柿を入れて食べるととても美味いそうです。お試しください。
平成22年12月6日掲載
冷たい風が吹く長野市松代岩野地区の千曲川沿岸では長芋の収穫がさかんに行われています。千曲川の流れによって長い間に洗い耕し続けられた肥沃な土地が良質な長芋をつくっています。資料によると、昭和54年の長野県下の作付面積は610ha,収穫高1万4640tで、全国生産の11,1%を占めたそうです。
久保右喜夫さんは工場の生産設計というユニークな技術仕事の傍ら、親が作り続けた長いもの栽培を継いでいます。
今年もおよそ3反歩の畑で「秋掘り」がはじまりました。今月下旬まで続きます。
平成22年11月29日掲載
長野市七二会地域は信州の農村の特徴がいまなお色濃く残る美しい山里です。なかでもこの地域でとれる大豆はその品質の良さが昔から高く評価され”西山大豆”とよばれています。「七二会東部大豆生産組合」は平成17年に中山間地域等直接支払制度によって大豆の脱穀機と選別機を導入しました。
この日は七二会五十平にある元精米所に設置された選別機に大豆をもちより選別作業をしました。大豆の含水量はほぼ15パーセント、雨が少なかったのでやや小粒。選別機を通した後、さらに目による選別を重ねて品質の向上をはかります。
根気よくまじめな農作業によって「西山大豆」の栽培文化が守られています。
平成22年11月22日掲載
長野市中条地区の「お菜とりツアー」が19日から始まりました。来月12月8日までの予定で地区9会場で野沢菜を販売します。毎日9時から15時まで。料金は自分で収穫したものは1kg 50円、事前に予約をして収穫してあるものは1kg 80円です。鎌か包丁、結わえるヒモ、軍手などを持参してください。
会場で一番広い面積の小林野沢菜園(地京原)の園主・小林幸繁さんは平成元年から8反歩で野沢菜をつくってきました。今年も野沢菜の生育は順調でおいしい野沢菜が提供できるそうです。白い峰がつらなる北アルプスを背景にして活き活きとした野沢菜畑がひろがっています。
平成22年11月15日掲載
長野市長沼、千曲川の河川敷が長く伸びています。その堤防にそって広くリンゴが栽培されています。このあたり、かつてはたびたび洪水に見舞われていたため、洪水でも対応できる作物としてリンゴが選ばれて栽培が始まったといわれています。地区の西側にはアップルライン(国道18号)が通り、その沿道にはリンゴの直売所がつらなり、「アグリながぬま」があります。
関浩一さんは大学卒業後の会社勤務を20代でやめて、地元の果樹試験場で2年間農業を学びました。現在は1町5反でリンゴ栽培に取り組み「何度やっても100%の満足はできませんが、やれることはやって一生懸命にリンゴと向き合っています」。
<関浩一さん>