長野市農業公社

農は人にあり

りくわさび 越山都築さん vol.167

平成23年4月4日掲載

信州新町信級地区。山間の急傾斜地のため、大小麦のほか雑穀が古くからつくられていました。また、昭和30年頃までは麻もさかんであったそうです。

大正12年生まれで今年88歳になる越山都築さんは奥さんといっしょに「陸わさび」を栽培しています。半日陰で標高600m以上が「陸わさび」の栽培適地といわれています。「陸わさび」は信州新町と隣の中条地区の特産で両地区で30トンほどの収穫があるそうです。4月いっぱい花とり作業があり、茎と芋の収穫が6月から始まります。

越山さんの栽培面積は1反歩ほど。8棟ある農業用ハウスは17~8度に保たれています。「土づくりさえしっかりとしておけばワサビと会話ができるほど親しくなれる」。奥が深い言葉です。

やまびこしめじ 坂田毅彦さん vol.166

平成23年3月28日掲載

やまびこしめじ」はJA長野県産のブナシメジの商品名です。ブナシメジの人口栽培の発祥は長野県で、もちろん生産量も日本一です。「やまびこしめじ」の栽培はビン詰めから収穫まで約4ヶ月かかります。培地調整、充填、殺菌、放冷、接種、培養、菌掻きまでに3ヶ月、生育室に3週間、そして収穫となります。

「やまびこしめじ」を毎日出荷するには、この4ヶ月分の作業のひとつひとつを毎日行う事になります。温度と湿度、照度がきっちり管理されておいしい「やまびこしめじ」が生まれます。

坂田毅彦さんが所属するJAグリーン長野やまびこしめじ部会では15名の会員が生産に取り組んでいます。安全、安心に気を配り、農薬はいっさい使用していません。

カネマツ倶楽部 小山都代さん vol.165

平成23年3月21日掲載

カネマツ物産4代目として仕事をひきついで10年になります。ネットショップをたちあげて、個人やレストランなどに長野のおいしい野菜や果物を送り届けています。小さくてもキラリと光る仕事をしたいという思いがあり、日々試行錯誤を繰り返してきました。野菜のクレープを手作りでお客様にお届けしています。また有機栽培の玄米をつかって「玄米おにぎり」を作りました。

個食・孤食の時代ともいわれます。カネマツは、自然の恵みのやさしい食をとおして、体と心は一つです・・・心が変れば人生も変る・・・をお伝えしていきたいんです。ますます、大自然の恵みに感謝して大切にいただき、与えられた自分の生命を、仕事をとおして大自然に恩返しさせていただく時ですね。

アスパラガス(ハウス栽培) 武田国守さん vol.164

平成23年3月14日掲載

長野市真島町。武田国守さんは建設業の傍ら1反歩の農業用ビニールハウスでアスパラガスを栽培しています。アスパラガスは栽培計画を立てて収穫できるまでおよそ3年かかるそうです。まず、種をまき、土つくりが大切だということです。

今年もほぼ例年並の2月初旬に初取りをしたそうです。アスパラガスの芽を醒まさせるためには、一度、寒い思いをさせてから、あたかも春の到来を感じさせるように暖めてやるとよく成長してくれるそうです。これからはアスパラガスの成長に追われるように忙しくなり、収穫は朝と夕の二度になるそうです。

穂先がまっすぐで、開いていないものがいいもの、と教えていただきました。武田さんの忙しい春が始まりました。

むらの駅 つくし 宮澤良子さん vol.163

平成23年3月7日掲載

長野市内から国道19号を松本方面に行き、安庭の手前を右折、犀川にかかる橋をわたってトンネルを抜けると左側に「むらの駅 つくし」があります。平成14年、「みんなが集まる場所をつくろう」「気楽に話せる場所をつくろう」ついでに「終の住処になるような場所」をという想いから地元の主婦6人によってつくられました。

毎日二人ずつが当番となって、お茶類と各種うどん等をお客様に提供しています。うどん料理につかう野菜はそれぞれの会員が自家の畑からもちよります。肉うどん、野菜うどんがそれぞれ600円です。昼時には固定ファンがついていて好評です。地粉をつかった手打うどんです。

今年は地元の西山大豆をつかった新たな商品「あとひきまめ」を開発しました。この商品が「西山大豆」のさらなるブランドアップにつながること間違いないでしょう。

ジャム「山のジャム屋」 是利靖雄・美穂さん vol.162

平成23年2月28日掲載

長野市内から国道19号を松本方面に行き、信州新町道の駅の手前の信号「信更町安庭」の信号を左に折れ、坂道をしばらく登っていくと「涌池」に着きます。その池のほとり北アルプスが一望できる丘に是利靖雄・美穂さんが住むコテージ風な家があります。「これ以上の贅沢がない」ロケーションです。

東京での仕事をやりとげて、この地に住まいを移してから6年になるそうです。「こころ悠々」な日々。夫婦で果実をそだて、その実りをジャムにして「山のジャム屋」を営んでいます。ジャムは杏、ブルーベリー、プルーン、紅玉りんご、洋ナシの5種類。どれも250グラムで800円です。果実はもちろんどれも長野県産で、添加物は使用せず、素材の美味しさそのままに手作りしているそうです。

「山のジャム屋」は春が運ぶいのちの輝きとともに、もうすぐオープンします。ぜひ、お訪ねください。

りんごの剪定 酒井秀樹さん vol.161

平成23年2月21日掲載

長野オリンピックのフィギアスケート競技の会場であったホワイトリングの近くにある、酒井秀樹さんのりんご園で剪定作業が始まっています。剪定はりんごの品質や収穫量に影響をあたえる重要な作業です。どの枝を切って、どの枝を伸ばしていくか。そして、木の体力や健康状態や栄養状態を感じ取らなくてはなりません。

剪定は「木と向き合って、木と会話をしながらするものだ」といわれています。葉が茂ったら太陽のあたり具合と強さはどうだろうか、まわりの木との間隔は保たれているだろうかと、2年、3年先の木の状態を頭にイメージし、成長した姿を描きながらする想像力がポイントになります。

剪定作業は3月まで続きます。

道の駅中条 地域統括 下内光雄さん vol.160

平成23年2月14日掲載

「食」と「農」の取り組みの最先端を担うのが「地産地消」の旗をかかげる道の駅です。道の駅は道路利用者の快適な休憩地であり、地域の風土にあふれ、農産物の「地産地消」の原点を見つめ直す場所になっています。そして地域の経済ともつながっています。地域のいいもの、自慢の品、安全で安心できる商品を販売して人の交流の輪を広げています。

長野市は「安心ぐるりん地産地消」のキャッチフレーズで平成16年に「長野市地産地消推進計画」を策定して市内食材の利用拡大、農作業体験などを通して都市と農村の交流をすすめています。

長野市から大町・白馬へと至る県道31号にある「道の駅中条」には農産物直売所・わんさか市も併設されています。農のもてなしが観光につながっています。

トルコキキョウ 小林幸子さん vol.159

平成23年2月7日掲載

長野市大豆島地区では、およそ20年前、栽培効率に優れ価格が安定しているトルコギキョウの栽培がはじまりました。小林さんはそれまでのキュウリ栽培からトルコギキョウに転換しました。もともと花が大好きな幸子さん。花を育てる楽しさを毎日実感しています。

この農業用ハウスは10アール。畑一面のトルコギキョウの苗は4月末の出荷にむけて春の気配が増してきた日差しをあびています。幸子さんは毎日の勉強をかかさず有機栽培にこころがけています。いまは生育促進を補助する生長調整剤の茎葉散布作業が行われています。また、定植以後は16時間日長の長日処理を行って開花促進をはかっています。

「疲れたとかしんどいとは絶対に言わない、トルコギキョウに聞かれてしまうから」と今日も元気な幸子さんです。

道の駅 信州新町 代表取締役 土田剛弘さん vol.158

平成23年1月31日掲載

国道19号沿いにある「道の駅長野市信州新町」は地元の人たちから「地場産(ジバサン)」と呼ばれいて、道の駅直売所の草分けです。ところせましと信州新町産の農産物が並んでいて、毎日たくさんのお客さんでにぎわっています。信州新町産の新鮮野菜、果物、山菜などの農林産物、梅干し、各種漬物、手作りの味噌やコンニャク、名物ジンギスカン、土産品などを販売しています。

地元主婦のグループ「信州新町農村女性ネットワーク」の皆さんが作った手づくりみそ「ひとり娘」も販売されています。信州新町特産の西山大豆とコシヒカリ100%を使用した手作り味噌です。ほかに豆腐やしょうゆ豆も好評です。

さらに併設の「そば信」の「天ぷらそば」はどこよりも美味くて良心的とたくさんのファンに支えられています。ご賞味ください。

<土田剛弘さん>