平成23年8月22日掲載
長野市川中島は桃の産地です。「川中島白桃」「川中島白鳳」はともに押しも押されもしない優良ブランドです。「なつっこ」は長野県が開発して2000年に品種登録した新しい品種です。
岩間さんは7年前に退職後、30アールの畑で川中島白桃を中心に栽培をしています。長野県は山梨県、福島県に続く全国第3位の桃の大産地です。なかでも川中島周辺は県内の3分の1を占める県内最大の産地です。川中島の水はけが良く昼夜の寒暖差が大きい気候の土地柄が桃作りに適しているといわれています。
JAグリーン長野・川中島共選所が出荷する桃は20万ケース。その箱に記されている「軍配」マークが超一級の品質を保証しています。いま 「川中島白桃」の収穫最盛期です。
平成23年8月15日掲載
戸隠豊岡。清水武さんは4反歩の畑でトウモロコシを栽培しています。いまその「グラビス」が収穫最盛期をむかえています。「グラビス」は栽培の難しい白とうもろこしで収穫適期がきわめて狭いので神経を使います。しっぽのようなヒゲ(めしべ)が茶色に変わって来たら収穫の時期だそうです。
「グラビス」は「ピュアホワイト」に、甘みのある黄色とうもろこし「ミエルコーン」をかけあわせた甘味の強い最高級のトウモロコシと言われています。そして戸隠の昼夜の寒暖差がさらに一味のおいしさを加えています。
北陸・石川市場では戸隠の「グラビス」は最高級品として取り扱われているそうです。期待に応えるいいものつくりたい。清水さんは夏の太陽のような情熱を「グラビス」にかけています。
平成23年8月8日掲載
戸隠栃原田頭。典型的な中山間地の風景があります。りんどうを栽培している田畑寛善さんは農業を始めて今年で3年目。定年後、JAながの裾花営農センターにアドバイスをあおぎ、試行錯誤を重ねてきました。ようやく今年はお盆を前にりんどうの収穫に追われています。
りんどうは岩手県がさかんですが、戸隠の寒暖差のある気候が岩手県産に負けない色鮮やかなリンドウをつくっています。中山間地域の耕作可能なわずかな面積の土地でも収益向上がみこめるリンドウ栽培。もともと稲をつくっていた田んぼにりんどうを植えました。
リンドウは盆花にかかせません。収穫出荷作業に追われています。
平成23年8月1日掲載
塩澤さんは飯綱高原で土地を耕し30年。「世のため人のために生きる」という信念を貫いて来たそうです。「いのちの森通信」に次のように記されています。「人は一人では生きられません。共に助け合って生きていく存在であろうと思います。その人生の中で、病の苦しみ、老いる苦しみ、死の苦しみ、そして生きること自体の苦しみを共に分かち合い、大自然の叡智と共振した生き方を求めているのではないでしょうか」。
水輪ナチュラルファームは「エコファーマー」の認定を受け、農薬も化学肥料もいっさい使用しない農業に取り組んでいます。今年から始めた米づくりも無農薬でチャレンジしています。
平成23年7月25日掲載
標高700mの長野市芋井沢尻地区。傾斜地が開拓されている中山間地です。松本康明さんはこの生まれた地で両親といっしょに農業に取り組んでいます。トマト800本、きうり600本、その他多品目を栽培してJA、スーパーマーケット、直売へ出荷しています。
毎朝早くから働き、穫りきれない豊富な実りに恵まれています。しかし、今年は梅雨が早かったことが影響して苗が病気になり辛い思いもしました。
栽培しているキウリは代表的な品種の南極一号。そして最近はイボなしのフリーダムも栽培しています。イボから水分が発散するのでイボがないフリーダムはみずみずしさが長持ちして、生で食べるなら、これが一番うまいそうです。
平成23年7月18日掲載
株式会社未来農業計画の松田淳社長は4年前にブルーベリーの苗2000本を購入して異業種から農業に転換しました。以来コツコツと丹念に苗を育て今年ようやくブルーベリーの観光農園としてオープンにこぎつきました。いまは6000本までに拡張した苗が豊かな実りをつけています。
松田さんはブログに「農園を作りはじめて4年、ひざまでしかなかったブルーベリーの苗が、今は私の身長を追い越しました。立派に育った木々を見るたび、人生って、あっという間だな~と、つくづく思うときがあります。かつて子供たちを育て過ごした楽しかった昔の時間のように、、、」と綴っています。そして松田さんはその一粒ひとつぶを「森のサファイア」とよんでいます。
平成23年7月11日掲載
花はそばにいて手入れをしてくれる人の感性をきっと感じ取っていると思います。子どもの感性が両親によってつくられるように、花も同じようにして育っていくのではないでしょうか。
西島泰明さんと美恵子さんは23年もの間、トルコキキョウと生活をともにしてきました。お二人の穏やでお互いを思いやる言葉つかいをトルコキキョウが聞き取っているに違いない。西島さんの花を見ると素直にそう思うのです。以前に取材したトルコキキョウを栽培する大豆島の小林幸子さんも「疲れたとかしんどいとは絶対に言わない、トルコキキョウに聞かれてしまうから」と言っていました。きっとそうなんです。
西島さん夫婦は花とともに毎日の希望を継いでいます。
平成23年7月4日掲載
飯島さんは松代大室でたまねぎをつくっています。栽培面積は15アール。
ここ大室には全国的に有名な古墳群があります。古墳時代後期の古墳が長野県内では最多の500基ほど現存しています。千曲川が沖積地である大室は土地が肥えていて人の営みが古くからあったようです。肥沃な土地がまるまるとした良いたまねぎを産み出しています。
このあたりのたまねぎはかつては水稲の裏作として作られてきました。たまねぎは重いので収穫が一苦労。品種は生で食べても辛みが少なく甘みが極めて強いといわれている“甘70”です。たまねぎの収穫が終わると桃の袋掛けが始まります。
平成23年6月27日掲載
長野市大豆島公民館は平成22年に「公民館活動において優れた成果を収め社会教育の振興に多大の貢献があった」優良公民館として文部科学大臣表彰を受けました。大豆島公民館は地域にある素材と人材を発掘して有効的に活用、登用しています。地元で産まれたものに自信をもち、誰もが気軽にものづくりの講師役をかってでる活発な自主性が地域の学びの輪を広げています。
この地に住んでいる自分たちこそがこの地域をつくりあげていくという住民の積極的な気概を公民館が束ねあげています。そして、公民館の敷居の低さと活発な活動が住民の郷土意識の高揚をさらなる高みに導いています。
平成23年6月20日掲載
長野市穂保。千曲川の左岸にある大きな農業用ハウス。渡辺豊子さんがサクランボの栽培をしています。
15年前、定年間近になった夫が新たな収入手段としてサクランボの栽培を始めました。しかし、しばらくして夫が他界。以来、豊子さんは一人でサクランボ栽培に取り組んできました。始めて9年ほどはほとんど実がつかなかったそうです。なにからなにまで自己流で、剪定も脚立がうまく立つように工夫しました。
収穫最盛期をむかえて、朝は4時に起きて収穫作業、夜は11時ころまで出荷作業に追われています。サクランボはリンゴまでの貴重な収入源です。「佐藤錦」や「正光錦」の赤いダイヤが光っています。