平成24年1月16日掲載
株式会社丸金の工場には「健康なエノキ茸をつくっています」「おいしいエノキ茸をつくっています」と胸をはって仕事ができる環境が整っています。工場では種菌の開発から栽培、収穫、出荷まで一貫した栽培管理が行われています。また、培地には木を粉砕した「オガ粉」にこだわり、コーンコブや農薬、化学肥料にたよらないエノキ茸作りに心がけられています。
エノキ茸にはビタミンBが豊富にふくまれていて、ダイエットや肥満予防に効果があるといわれています。そして、なにより健康的な歯触り感が魅力的です。
「自然に発生するキノコの味を再現しよう」とじっくりと愛情こめて育てられたエノキ茸が毎日出荷されています。
平成24年1月9日掲載
信州新町の電子機器メーカー「アルプス計器」は地域ブランド「信州・西山~犀峡ふるさとだより 母さんの玉手箱」をたちあげました。若い人が少なく高齢化率の高い信州新町で何か出来ないか、おやきやソバ、西山大豆など名産の数々をもっと多くの人に楽しんでもらえないかという思いからスタートしました。
首都圏在住の信州新町出身者にアンケートに答えていただいて商品化を進めています。そこから生まれたのが特産・淡竹筍の水煮と梅酒「母さんの歌」。どちらも人気の商品に育ってきました。
信州新町からふるさとの情報を全国に発信し地産地消の輪をもっと広げて全国各地に開発商品が売れることで地元の活性化につなげたい。強い思いと願いを込めてブランド化をすすめています。
平成23年12月26日掲載
長野市篠ノ井。昭和7年生まれの大久保益雄さんは、奥さんの茂子さんら家族でおよそ200坪の農業用ハウスで「ユーフォルビアフルゲンス」の栽培をしています。
平成2年からJAグリーンの仲間とともに栽培方法を研究し合って根気よく続けてきました。なかなか扱いにくい面もある花ゆえに、途中で断念してしまったケースもあるそうです。県内ではこの北信でしか栽培していないそうです。
決して主役ではなく、あくまでも引き立て役の花でしょうか。主役のための名脇役のような花でしょうか。そんな花だからこそ好感をもって迎えられている花といえます。「だからこそ好き」という「ユーフォルビアフルゲンス」ファンがいます。
平成23年12月19日掲載
長野市松代町。中島勉さんは長野市役所を定年退職後、ふるさとの松代町でネギ栽培に心血を注いでいます。
仕事の関係で東京へ出張する機会があり、銀座や築地の料亭で「下仁田ねぎ」の旨さに出会い、ふるさとでネギ栽培を始めました。しかし、なかなか売れない。なぜという戸惑いなかで、ふるさとに昔からある「松代一本ねぎ」と「下仁田ねぎ」の交配の研究を重ねて誕生したのが「はくちょうねぎ」です。甘み豊かで白い部分が長くのびやかな旨いネギができました。
平成16年3月9日に品種登録しました。登録品種名は「T中島白長シロナガ」。千曲川右岸の畑で「松代一本ねぎ」の研究者・池田啓昌の志をしっかり受け継いだネギづくりに取り組んでいます。
平成23年12月12日掲載
長野市豊野町の清家孝雄さんは昭和17年生まれの69才。会社退職後、農業に取り組み、4アールの畑で「アピオス」を栽培しています。7年目となる今年は3400球のイモを植えたそうです。
アピオスは「きわめて元気のいい」豆科の植物で、栽培のコツをつかむのがなかなか難しいということです。また、アピオスは栄養的にすぐれた特性をもっているといわれていて、古来強精食として人気があったそうです。栄養成分の100g総エネルギーはサツマイモの1.6倍、ジャガイモの2.6倍もあります。カビに弱く、ネズミの被害にあいやすいのが悩みの種だとか。
豊野は「マコモダケ」でも有名。もちろん清家さんも4年前から栽培しています。清家さんのアピオスは「アグリながぬま」で販売しています。手に取ってみてください。料理に使ってみてください。
平成23年12月5日掲載
長野市中条。山姥伝説の虫倉山の南斜面にひろがる日当りのいいのどかな集落です。小林薫一さんは奥さんと二人でここで畑を耕し米を作ってくらしています。子どもたちはみな山をおりて生活しています。
薫一さんは5人兄妹の長男として、この里に生まれました。その家の長男が家を継ぎ、親や先祖が耕し続けて来た土地をうけつぐのがここでの暮らしの基盤でした。「畑を荒してしまっては申し訳ない」その強い気持ちがいまも薫一さんに鍬を持たせます。そしてこの暮らし方こそが「むしくらの里」の安らかな日々を保証してくれるものだと思っています。
もうすぐ、この里にも雪いちめんの冬がやって来ます。
平成23年11月28日掲載
長野市信更町。この日、一面に霜が降りていました。いよいよ冬の到来です。その霜の下で「信州の伝統野菜」のひとつ、「灰原辛味大根」が収穫をまっていました。
長野県では「地域の食文化とともに育まれ、多彩な味と香りをもち、限られた地域で脈々と伝えられていて、地域の気候風土に適応した野菜」を伝統野菜として、その保存と継承を図っています。そして、「地域の人たちに育まれた味覚や文化」を「地域ブランド」として伝えようと取り組んでいます。「灰原辛味大根」もそのひとつです。辛味がとても強い大根です。おしぼりうどんやおしぼりそばのおろしとして人気があります。いまが旬です。(資料…長野県)
平成23年11月21日掲載
長野市松代清野。千曲川によってつくられた肥沃な土地です。ここには、戦国時代、上杉謙信と武田信玄が何度も合戦をした歴史があります。窪田正さんは退職後、会社を設立して2haの畑で長芋と薬草を栽培しています。長芋は有名旅館や県内外の農産物販売所に出荷しています。
清野地区でも夫婦二人の農家であったり、高齢化であったりして、豊かな土地も耕さなければ草地になってしまうという危機的状況があります。窪田さんは誰かがやらなければと呼びかけて、50人の仲間といっしょに「清野農業活力の会」を立ち上げました。
「農家は日々の仕事に追われていて、とかく他の世界が見えないものです。いろいろな企画を皆で考え、また、高齢者を助けて、この土地の農業を守って行きたい」と窪田さんは考えています。
平成23年11月14日掲載
長野市泉平は遠く北アルプス槍穂高連峰を望むことができる風光明媚な土地です。荒井猪八郎さんと妻・美智子さんはりんご・ふじの収穫を前に秋の日差しをしっかり浴びせてあげようと、玉回しの作業に追われています。りんごに日差しをあててやり均等な赤みをつける大事な仕事です。ひとつひとつ丁寧に手をあててやるごとに、りんごは美味しくなります。
コツコツとした仕事の繰り返しが、育てる人の個性や優しさが、そして、育つ環境がきっと「りんご」に反映するものでしょう。農業一筋。荒井さんの4反歩のりんご畑。赤々とした実りがある風景はかけがえのない私たちの郷土の宝であり、人を育む風土であり、文化です。
平成23年11月7日掲載
長野市篠ノ井東福寺。千曲川赤坂橋の下流右岸の畑で窪田良二さんはゴボウ栽培に取り組み、いま、その収穫に追われています。バックホーで深く溝を掘り、あとは手掘りでゴボウを引き抜きます。ゴボウは今が旬。12月まで作業は続きます。
窪田さんの農作業管理ノートを見せていただきました。いつ何を植えて、どのように消毒をして、何の肥料を与えたか、天気はどうだったか等、日々の作業が克明に記録されています。栽培履歴を作成し、農地の特性を把握し、農作物の状態を良く見極め、きめ細かなデータに裏付けられた栽培が計画的に進められています。
窪田さんがつくったゴボウはAコープ松代店で販売しています。