平成24年3月26日掲載
長野市若穂牛島にお住まいの倉島米子さんはこの地に嫁いで来てから農業に携わるようになりました。平日は会社員として働き、土曜日と日曜日は嫁ぎ先の母といっしょに畑に出て働きました。もっと積極的に農業にかかわりたいと決意して、平成5年に農業用ハウスを建てました。子育てしながら花き栽培などにとりくみました。その後、野菜栽培もはじめ、いまは400坪のハウスでレタス、チンゲンサイ、モロッコインゲン、キュウリを作っています。
今年からはトルコギキョウをつくって直売所で販売しようと張り切っています。倉島さんの野菜は若穂保科にある「湯~ぱれあ直売所」で販売しています。
平成24年3月19日掲載
長野市豊野町。地元の梨生産部会で生産部長として活躍している根津幸吉さんは会社退職後、5アールの梨畑を借りて、幸水と豊水を栽培しています。退職した直後から講習会に通って栽培の基本を勉強しました。いまも「迷いつつ勉強中」です。いまは剪定が一段落して、放っておけば上へ上へと伸びていく枝を棚に結びつける「誘引」作業に追われています。
根津さんは「リンゴなどに比べて、葉つみや玉まわしがいらないので気が楽ですが、剪定は難しい、いい梨を作るのは難しいです」と語りながら手を休めることなく誘引作業を続けていました。
この畑も5月になると真っ白な優美で可憐な花が空いっぱいに広がります。
平成24年3月12日掲載
長野市保科。公募から“ほし~な・りんご姫”と名付けられたアップルパイ。農業を通じて中山間地を活性化しようと、長野市農業公社が2008年に立ち上げた地域ブランド「ながのいのち」の仲間入りをしました。
市内保科の農家でつくる「信州ほしな食彩園」と「手作りケーキ工房キャロット」の西沢麻美さんが共同開発し、地域で育てたリンゴ「アルプス乙女」を使って商品化しました。「アルプス乙女」は糖度が高く酸味も適度にふくんでいる品種で生食用として流通していましたが、生産者の気持ちを受け継いで、より多くの地元の人に味わってほしいという思いから商品化しました。
昨年は180個の“ほし~な・りんご姫”を販売しました。今年は一つでも多く作って美味しさを届けたいと西沢さんは考えています。
平成24年3月5日掲載
松代町清野地区。関川晃さんがここで農業を始めてから3年目になります。4年前に他界した父・哲男さんはこの地区のリーダー的な存在でした。哲男さんの口癖は「清野は千曲川が作ってくれた日本一肥沃な土地だ。命が育つ場所だ。農業にいちばん適した場所なんだ」。
晃さんは会社勤めをやめ、父の情熱を自らの手でつかもうと、清野で農業をやることを決断しました。妻と子の理解もありました。いまは母親、妻といっしょにきゅうりとトマトの栽培に懸命に取り組んでいます。きゅうりが20アール、トマトが30アール、そのほかに雪菜、長芋、ゴボウの栽培もしています。
晃さんは地域に守られ家族に支えられて、父の遺志をしっかりと継いでいこうとしています。
平成24年2月27日掲載
上信越自動車道長野インターをから千曲川を渡ると、川中島古戦場手前の交差点の角に「おぎのやドライブイン長野店」があります。受入れ人数1000人、駐車台数150台が可能な大型ドライブインです。「おぎのやドライブイン長野店」は自動車で長野に訪れる人たちをあたたかい応対でお迎えして旅の疲れを癒し、また帰宅の道中の安全を祈り、感謝とともにお送りする「おもてなし」の要所です。
この店舗の一角に「ながのいのち」ブランドの商品の専用コーナーが設けられています。生産者が自信をもって販売できる商品が並んでいます。駅弁の超有名ブランド「峠の釜めし本舗おぎのや」と新しい地域農業ブランド「ながのいのち」が快適な旅をサポートしています。
平成24年2月20日掲載
長野市青木島の長野イチゴファームのビニールハウスでは、昨年9月に定植した「章姫」の収穫期をむかえています。赤く色づいた実を丁寧に一粒ずつもぎとって大きさをそろえてパックに詰めます。
章姫は酸味が少なく促成栽培に適した品種として知られています。もともとは今から20年ほど前に静岡県で生まれたそうです。「女峰」を父に「久能早生」を母にして萩原農園・萩原章弘さんによって開発されました。萩原さんはみずみずしい赤色と逆三角形にとがった形にこだわったそうです。
長野イチゴファームの章姫は主に農園を訪ねてくるお客様に直売されています。ぜひ、章姫がすくすくと育つビニールハウスを訪ねてみてください。
平成24年2月13日掲載
長野市長沼ではじめてリンゴが栽培されたのは明治の中頃、千曲川による洪水常襲地域であり、その対策として高い位置に実がなるリンゴが栽培されるようになりました。地区にはアップルライン(国道18号)がそれにそって観光農園と販売所が軒をつらねています。リンゴ栽培面積は187ha、長野市の栽培面積の14%を占めています。
長沼の農業従事者の平均年齢は58才。高齢化と兼業農家の増加により遊休農地が目立ってきました。「個人では受けきれない農地を共同で管理経営することにより、効率的に作業ができ、規模拡大をはかれるのではないか」と平成22年に9人の農業後継者が結集しました。
ふじにかわる品種の産地形成、販売への取り組み、若手農業者の技術習得などを活動の柱としています。
平成24年2月6日掲載
中条で農業に取り組む久保田清隆さんはサラリーマンをやめて有機農法に取り組み始めてから12年になります。「しっかりした土作りと自然からのメッセージを聞き逃さないことが健康な野菜つくりに大切なこと」だといいます。また、農業の次世代の担い手を育てようと「新規就農者支援事業」の制度を利用した研修生を受け入れてきました。いまは、市内から通っている丸山百合さんを研修生として受け入れています。
丸山さんは東京でIT関係の仕事をやめて、ふるさと長野市に夫とともに移り住みました。「健康な野菜を食べてほしい」。久保田さんと丸山さんは休みなく畑とむきあっています。今年からあらたに農業の6次産業化に挑戦していきます。[まごころふれあい農園ホームページ]
平成24年1月30日掲載
鬼無里十二平にある「素そばな亭」は有沢玲子さんが夫・二三明さんときりもりしている農家レストランです。旧住宅をリニューアルした建物が鬼無里の歴史を偲ばせます。玄関のたたき土間はこのレストランのコンセプトの象徴です。また、長野県農村文化協会の「ふるさとの家」にもなっていて県外の中学校の修学旅行生を受け入れています。
そば打ち名人の玲子さんは、鬼無里の伝統食であるそば料理「おこうがけ」や古くから伝わる乾燥野菜をつかった料理をとおして鬼無里の食文化の奥深さを伝えようとしています。最近では「箱膳」をつかった食事会も何度も開催しています。ぜひ、訪ねてみてください。
平成24年1月23日掲載
JAながの信州新町支部「峰組のびろクラブ」のメンバー・篠根幸さん、小林豊江さん、小林秀子さんの3人は遊休農地でこんにゃくを栽培しています。昨年の10月にはたくさんのこんにゃく芋を収穫しました。いまは、毎週、篠根さんの家に集り、「手づくりこんにゃく」をつくっています。おもに地元で販売しているこんにゃくは人気があり固定客も増えていて、農閑期の貴重な収入源になっています。
こんにゃく芋を洗って適当な大きさに切り、茹でたあとにジューサーにかけて、鍋でよくかき混ぜながらあたため、凝固剤を入れながら粘り気が出たら適当な大きさに分けて、煮沸してアクを抜いて出来上がり。ともかくも美味いと評判。