平成24年6月4日掲載
長野市長沼。土屋満樹さん・一江さん夫婦は仲良く一所懸命に贈答用のりんごとさくらんぼ、スモモ、プルーン栽培に取り組んでいます。さくらんぼは佐藤錦と正光錦を栽培しています。いま、土屋さんのビニールハウスは真っ赤な宝石のような輝きで満ちあふれています。
さくらんぼは気象条件の難しさに加えて保存がきかないので、旬が勝負です。早朝から収穫に追われます。大きさの選別と箱詰めも手間がかかります。「夫婦仲良く」が美味しいさくらんぼを作る秘訣のようです。
満樹さんは画家としても活躍していて中央の画壇で高い評価を受けています。何事も一所懸命が道を拓いているのでしょう。
平成24年5月28日掲載
長野市松代。五明さん夫妻は結婚して今年でちょうど50年。仲良く二人で農業にとりくんできました。
特にパセリは、この地方で初めて栽培して以来30年、ずっと続けてきました。とかくパセリは料理の添え物で、スポットライトがあたるような主役ではありませんが、最近、テレビでその魅力が紹介されて以来、またたくまに、人気ものになり、いまや品薄状態だとか、ようやくその実力が認められたのでしょうか。五明さんは30年もの間、ずっと辛抱強く栽培し続けてきたパセリだけに感慨もひとしおの様子です。
パセリは朝寝坊にはまったく向かない野菜です。五明さん夫妻は誰よりも早起きです。パセリの収穫から五明さんの一日が始まります。
平成24年5月21日掲載
長野市若穂。中村勝吉さんがリンゴと花の栽培に取り組んでいます。中村さんは26才の時JAを退職して就農。花は20アールの農業用ハウスでストックとトルコキキョウを栽培しています。年々、ハウス資材や灯油の経費が増えるのが悩みの種です。
トルコキキョウを栽培している人はみなさんが穏やかな人が多いと取材を重ねて思います。夫婦でトルコキキョウを育てている柳原の西島泰明さんと美恵子さん。花に聞かれてしまうので「疲れたとかしんどいなんて言わない」と語る大豆島の小林幸子さんの言葉が印象的でした。勉強熱心で誠実に希望をもって花と向き合っている人たちです。
中村さんはリンゴと花の両立をめざして工夫を重ねて熱心に取り組んでいます。
平成24年5月14日掲載
長野市風間の轟治之さんは、JAながの中部新わい化栽培研究会の会長として、りんごの新しい栽培法に取り組んでいます。
「今の若い人たちは農業に参入する機会がないので、りんごの栽培はなかなか難しい。新しい新わい化栽培は新しい人がすぐに飛び込んでもできる可能性があると思っています。ですから、りんご産地を守る上からも、これからは新わい化栽培に真剣に取り組んでいく計画です。また温暖化対策にも有効ですので早期の転換を進めて行きます。私も72才になりますので、これからの10年間でなんとかしたいという望みを持っています。難題山積ですが、積極的に取り組みます」
平成24年5月7日掲載
長野市川中島。「ことしも全国のみなさんに誇れるりっぱな桃が期待できそうな花がついています」。
ゴールデンウィークの初日の4月28日。快晴のもとNPO法人風とみどりの会の会員がピンクに染まる桃畑で花粉をつける作業を行いました。「いままで育ててくれたこの土地に感謝して、農業を次世代に繋げて行こう、遊休農地の荒廃を少しでも防ごう」と志をひとつに平成17年に会が発足し、平成21年にNPOとして認可されました。現在、会員と支援スタッフ会わせて43人で運営されています。
桃が1町歩、ぶどう1反歩、水田5反歩。会員がかぶる帽子に誇らしげな「軍配」マーク。日本一の川中島白桃栽培を担う伝統の証が刺繍されています。合言葉は「農業はおもしろぞ!」。
平成24年4月30日掲載
長野市信州新町。竹村ちと志さんは84才。毎日ワサビ畑で元気に働いています。山道沿いの傾斜畑でおかワサビが栽培されています。いまは花とり作業に追われています。
ワサビは花、茎、芋、葉、白根それぞれが出荷できます。収穫期が長いのが高齢者むきだと言われています。その茎と芋の収穫は6月から始まります。
竹村さんはここで生まれ、夫を迎え、家を支えてきました。その夫もすでに他界していて、いまは一人で生活をしています。毎日わさび畑に来て、日に日に成長するワサビと会話しながら働くことがなによりの励みになっているそうです。
平成24年4月23日掲載
長野市信更地区は県内一の種籾の生産地です。このあたりの海抜は500~800m。それぞれ海抜にそってコシヒカリ、あきたこまちの種籾が作られています。種籾生産は食糧米生産と違ったこまやかな管理と配慮が要求されます。今年の種籾の出来具合は次年の米の生産に大きく影響します。それだけに収量が多く、品質にすぐれ、病害虫に強い種籾づくりが行われています。
丸山孝人さんは平成21年にそれまで勤めていた会社を退職して農業に取組みはじめました。退職金は農業機械等の購入にあてました。当時2ヘクタールから始めた耕作面積はいまでは5ヘクタールに増えました。
この地区の65ヘクタールで生産される種籾は千葉県をはじめとして全国区各地に出荷されます。
平成24年4月16日掲載
北村典子さんは代々引き継がれた土地で両親が守って来た農業と真剣に取り組んでいます。「代々続く歴史ある農場で人と自然にやさしい農業を営んでいます」と胸をはる北村さんは積極的な経営にも心がけていて、九州・福岡県の道の駅をたずねて商談を行い、販路の拡大につなげました。
「父や母たちからのお客さんを大事にすることはもちろんですが、オーナー制度やりんご狩りなども新しくやろうとしています、リンゴのない九州の人たちにも信州のリンゴを味わっていただきたい」。リンゴのジュースやジャム、ドライフルーツなどの加工品の生産、販売もスタートさせました。
5月の連休あけには花が咲き、花摘みが忙しくなります。
平成24年4月9日掲載
高浪芳正さんは長野市赤沼の600坪のビニールハウスでトマトの栽培をしています。品質と収量が安定的なヤシガラ培地をつかった養液栽培システムで栽培しています。
芳正さんは元重機オペレーター。両親がアスパラや花を作っていた時に手伝ったのがきっかけで、イチゴ栽培を手がけました。その10アールのイチゴ園は妻の美智子さんにまかせて、次にトマト栽培を始めました。栽培するための農業用ハウスは自らの手で作り上げました。7月下旬に定植して、収穫は10月から翌年6月まで行われるそうです。
毎日休むことなく「ずくがいちばん」と、芳正さんは母の芳子さんと一生懸命働いています。ツルに実ったトマトが春の日差しを浴びて輝きながら成長しています。
平成24年4月2日掲載
長野市風間の田中章一さんは平成15年から25アールの畑でアスパラを栽培しています。
「土づくりに力をいれて美味しいアスパラ作りにこころがけています。今年は1月2月と寒かったのでいささか心配でしたが愛情こめてつくったせいでしょうか、今はいいアスパラになりました。妻と両親と一緒にやっていて、私と妻は収穫作業、両親は荷造り作業とそれぞれ分担してやっています。これからの夢は、いろいろな課題をかかえている農業ですが、自分ができることを精一杯やって、りっぱなアスパラ作りに取り組んで、皆さんに安心で安全な農作物を届けたいと思います。」と笑顔で語る田中さんといのちみなぎるアスパラが春の日差しをあびています。