平成24年12月31日掲載
長野市真島町。1998年長野冬季オリンピックでフィギュアスケート及びショートトラックスピードスケート競技の会場となったホワイトリングの近くの農業用ハウス。竹内芳政さんが「ユーフォルビアフルゲンス」を栽培しています。
JAグリーン長野が栽培を進めてきましたが、神経質な性格がある花で栽培には苦労があり、北信地方のこの地域に限定されて栽培されているそうです。竹内さんは仲間といっしょに研究を重ね根気よく取り組んできました。低温短日で花芽がつき、長日で花が咲くそうです。
主に東京、大阪へ出荷されます。けっして主人公にはなれない花ですが、主人公を引き立てる超一流の名脇役と言われています。
平成24年12月24日掲載
長野市安茂里のりんご畑にあるビニールハウスの中は春のように暖か。塚田正富さん、伊藤二千郎さん、木内泰明さんの三人は正月飾りづくりの真っ最中。23日から、あもり農産物直売所で販売します。
かつてこのコーナーで長野市広瀬にお住まいのしめ縄づくりの名人・小林成好さんを紹介しました。成好さんの講習会用「しめ縄づくりテキスト」につぎのように記してありました。「しめ縄は正月を迎える大事な準備の一つです。しかし、いま、縄をなうことさえできない子どもが増えています。大人もぞうりやわらじを作れないなど古来の伝統技術が失われつつあります。心を込めて作った自分のしめ縄で良い年を迎えましょう」。
あもり農産物直売所で販売中。
平成24年12月17日掲載
長野市篠ノ井に本社がある「株式会社萬屋商店」の創業は明治19年。米、雑穀、肥料の販売と運送業でした。いまは、各種肥料・農業資材・米穀・灯油の販売を業務としています。
そして、あらたに農産部を設立して平成22年から水稲と畑作事業にも取り組んでいます。農産部の萩原正臣さんと梨元公希さんは「食の安心・安全が叫ばれる時代だからこそ、“農業荒廃地をつくらず、農業に携わる方々のお役に立ちたい”そして、この国の“農”を支える一員であり続けたい」と農業と向き合っています。
平成24年12月10日掲載
松代を流れる千曲川によって耕された土地は肥沃で、水に恵まれ、作物が豊かに育つことが約束されています。善光寺平の穀倉地帯と言われる所以です。
北村賢一さんは「安心して食べられて消費者に喜んでもらえる作物を育てる農業をしたい」と考えています。過剰な除草剤にたよることはやめてこまめに草をとり、作物に負担がかからない栽培を心がけています。自信をもって消費者に手渡しできる作物をつくりたい、また、消費者の生の声が聞こえてくるような農業環境が北村さんの理想です。
58才の北村さん。農業にかける情熱が涸れることはありません。
平成24年12月3日掲載
初冬の寒風が吹き流れる千曲川河川敷。三井親志さんは腰の高さまで土を掘り起し、黙々とゴボウの収穫に取り組んでいます。一生懸命ただひたすらに。
ゴボウ抜きという言葉がありますが、収穫作業は”抜く”ものではなく”掘る”ものなんです。バックホーで深く溝を掘り、あとは手掘りでゴボウを引き抜きます。
ゴボウは今が旬。信濃の穀倉地帯といわれる善光寺平のまんなかで三井さんの農業にかける情熱は枯れることはありません。「安心して食べられて、三井さんのゴボウはおいしいね、と言われるものをこれからも作り続けたい」。三井さんがつくったゴボウはJAながのあもり農産物直売所等で販売しています。
平成24年11月26日掲載
長野市中条にお住まいの黒岩強身さんは介護施設につとめながら夫とともに農業と向き合っています。いまは大豆の収穫真っ盛り。秋の日差しがあたたかく差し込む軒下で豆はたきに一生懸命です。
七二会、小田切、中条をふくむこの山間地は昔から”西山”とよばれていて、この地域でとれる大豆はその品質の良さが昔から高く評価され”西山大豆”とよばれています。中条にある「むらの駅つくし」はこの西山大豆をつかった新商品「あとひきまめ」を開発しました。この商品が「西山大豆」のさらなるブランドアップにつながること間違いないでしょう。
根気よくまじめな農作業によって「西山大豆」の栽培文化が守られています。
平成24年11月19日掲載
長野市松代町清野。信州伝統野菜の「松本一本葱」のルーツであるといわれている「松代一本葱」の原種を守って来た児澤融さんら地元の農家と地元の野菜果物の宅配などを手がけるカネマツ倶楽部が「松代一本葱の会」を発足させました。貴重な原種を守り、栽培を拡大させて、身が柔らかく甘みが強い、昔ながらの「松代一本葱」を消費者に届けようとしています。
会は、「平成24年2月13日付けで、信州伝統野菜として認定された明治時代からの種を守り継承して、広く県内外に「松代一本葱」のおいしさを広め販路を拡大させて、ふるさと松代に貢献しよう」としています。
平成24年11月12日掲載
長野市芋井新安。東にのびる斜面で篠崎和男さんがりんご栽培に取り組んでいます。栽培面積は130アール。長野県が推進する「信州の環境にやさしい農産物認証制度」に登録されている芋井地区唯一のりんご農家です。
篠崎さんが登録している区分は「認証区分30」のグループです。「化学肥料及び化学合成農薬を、各地域の通常使用量・使用回数の30%以上を削減して生産された農産物」を生産しています。
篠崎さんはとかく減農薬によって発生する病気とたたかいながら、環境や自然と折り合って持続できる農業を押し進めようと研究・努力を日々重ねています。
平成24年11月5日掲載
長野市鬼無里。野沢菜が収穫の最盛期です。吉田美智子さんは毎日、親しい友人といっしょに野沢菜の収穫に追われています。
信州の野沢菜はそもそも下高井郡野沢温泉原産のつけ菜で、1756年に野沢温泉・健命寺の住職が京都に遊学した帰途に持ち帰ったと伝えらています。「江戸時代、野沢菜の栽培地域は北信、東信と越後国のみであったが、第二次大戦後、松本盆地、木曽、諏訪、伊那の県内各地、県外では山形県、秋田県、北海道までも栽培が拡大されている。」[資料:長野県百科事典]
独特な風味が楽しみで、信州の冬にはなくてはならない野沢菜の漬け物。今年も美味しい冬がやってきます。
平成24年10月29日掲載
戸隠豊岡。蕎麦の花で一面が真っ白だった戸隠の谷も蕎麦の収穫も終わりすっかり冬の準備が整いつつあります。野池幸夫さんは蕎麦の刈り取りやミニトマトの収穫が一段落して、いまは、信州の伝統野菜である「戸隠おろし」の収穫準備にとりかかっています。
信州の伝統野菜とは、長野県の「信州伝統野菜認定制度」によって認定された野菜で、1997年に長野県野菜花き試験場で誕生した「戸隠おろし」は2002年9月に認定されました。「在来種「戸隠地大根」の選抜系統どおしによる交雑品種であり、根が短円筒形で小さく、乳白の基本色に淡緑の補充色がある品種である」[参照:農林水産省データベース]
在来品種に比べて揃いがよく生育も旺盛で商品性が高いと期待されています。