長野市農業公社

農は人にあり

オータムポエム 菅沼順一さん vol.317

平成26年2月24日掲載

長野市稲里町の農業用ハウスでアスパラ菜が育っています。菅沼順一さんが約10年前に栽培し始めました。交配育成した種苗会社の販売名「オータムポエム」ともよばれていますが品種名はアスパラ菜。見た目は菜の花に似ています。比較的寒さに強い性質ですが、菅沼さんはハウス全体と畝の温度管理に気を配っています。特別な加温はしていませんが、夜間の温度が零下になると火鉢にロウソクをともしてハウス内の室温を上げる工夫をしています。

栽培する農家はまだ少ないですがこれから冬場の葉物野菜として広まっていくことでしょう。3月ごろまでが旬です。

おやき講習 海瀬由美子さん vol.316

平成26年2月17日掲載

長野市富竹にある「ふるさとの家・海瀬さん」。

「料理の基礎からおしえてください」と女性たちが海瀬由美子さんの料理教室に通って来ています。海瀬さんが大事にしていることは「だしのとり方と食卓の整え方」。「一汁三菜」を基本にした日常の食事の大切さと旬の食材をつかった郷土食の技を伝えています。また、「ふるさとの家・海瀬さん」は食農教育をすすめる地域のリーダーたちの研鑽の場になっています。

自然、地域、いのち。食から学ぶ知恵と技を若い世代へと引き継ぐ料理教室になっています。

リンゴ栽培 内堀喜公男・美智子さん  vol.315

平成26年2月10日掲載

飯綱山をひろくのぞむ上駒沢地区。内堀喜公男さんと妻・美智子さんがリンゴの剪定作業を始めています。

喜公男さんがそれまで勤めていた建設会社を定年退職したのは3年前。それをきっかけにして家の農業に本格的に取りくみ始めました。妻の美智子さんは嫁いでからずっと農業を手伝って田畑を守ってきました。2人が主に栽培している果樹はリンゴと洋梨。なかでも秋映200本、シナノゴールド50本、ふじ150本の新わい化栽培もはじめ、高品質で高収量な栽培を目標に作業性を高めようとしています。農業に取り組み始めて4年目の喜公男さんですが、難しい剪定は妻の美智子さんに教えてもらいながら真剣に農作業と向き合っています。

アスパラガス(伏せ込栽培) (株)ジェイエイグリーン代表取締役社長 小林和彦さん vol.314

平成26年2月3日掲載

JAグリーン長野は耕作放棄地の増加、農業者の高齢化、担い手の養成など地域農業がかかえる課題に取り組むために株式会社を立ち上げました。手入れ不足の畑ではアスパラの伏せ込み栽培を計画して良質な根株を養成しています。また、農家の高齢化にともなって優良な果樹成木が失われてしまう可能性があり、それらの健全な継続にも取り組んでいます。また、ユーフォルビアフルゲンスの栽培にも力を注いでいいます。

白桃の超優良ブランド「川中島白桃」を守り次世代にしっかり引き渡す努力も続けていきます。

洋梨剪定 朝陽剪定班 代表 丸山昭和さん vol.313

平成26年1月27日掲載

朝陽剪定班は果樹剪定専門の農作業グループです。

30数年前に当時30代、40代の農業に従事している地元の仲間で結成されました。以来、剪定技術の講習を重ねて良質な果樹栽培を目標に取り組んできました。果樹作りの1年の始まりは剪定作業から始まります。剪定はその品質や収穫量に影響をあたえる重要な作業です。枝のどの位置に実をならせば良質なものができるか、そしていかに太陽の光をあてるか、剪定技術の継承が行われています。高齢化と労働力不足という状況にあって朝陽剪定班のメンバーは地域の農業活性化に取り組んでいます。

信更町農家直販 村田憲一さん vol.312

平成26年1月20日掲載

長野市信更町。信更農家直販は仲間と農業にとりくんで10年になろうとしています。

現在会員は15人。野沢菜、たけのこなど意欲的に栽培品目を増やしています。信更町で唯一国道が通っている安庭地区に直売所を開いています。目立つ場所に自分たちで建てた店舗です。中には農具なども展示しています。安心で安全な野菜をここから、信更から発信したい、その思いで会員の絆は強く結ばれています。

出張販売は従来のJR長野駅東口に加えトイーゴの火曜市にも参加して年間売り上げ目標の200万円を達成しました。信更町の顔として活動が期待されています。

ぶなしめじ 島田英明さん vol.311

平成26年1月13日掲載

長野市青木島町大塚。農事組合法人シマダの前身は設備会社でした。工場長の島田英明さんの父親が25年程前にきのこ生産工場として現会社を設立しました。

英明さんは数年間は製粉会社に就職していましたが6年前に入社。いまは「ぶなしめじ」と「ササクレヒトヨタケ」の栽培を担当しています。ぶなしめじの人口栽培の発祥は長野県で、もちろん生産量も日本一です。栽培はビン詰めから収穫まで約4ヶ月かかります。農事組合法人シマダでは1日5000パック1ヵ月10トンのぶなしめじを生産しています。安定的な生産をめざしていて、それが結果的に良品質につながるといいます。安定的な生産が安全・安心な商品を産み出しています。

ワイン葡萄 (株)髙野総本店 代表取締役社長 高野豊さん vol.310

平成26年1月6日掲載

「長野市は山間地が多く、耕作放棄地があるので、ワイン用ぶどうの栽培に適しています。また昼と夜の温度差があるので全国的にみても、長野市はワイン用ぶどうの産地としての特性を備えているといえます。農家の知的水準も高いですし、地域のみなさんの意識も高いので、これからワイン用ぶどうの産地としてやっていけると思います。

また、ワイン用ぶどうの産地の自治体は人口の減少がとまるという状況があります。ワインもしくはワイン用ぶどうをつくっている自治体は人口の減少スピードが落ちた、もしくは上昇に転じています。」

<高野豊さん>

花(ユーフォルビア・フルゲンス) 山岸懿さん・礼子さん vol.309

平成25年12月30日掲載

長野市篠ノ井。山岸懿さんは農業用ハウスでメキシコ原産の花「ユーフォルビアフルゲンス」を栽培しています。

20年程前からJAグリーン長野の仲間とともに栽培方法を研究し合って根気よく続けてきました。なかなか扱いにくい面もある花ゆえに、途中で栽培を断念してしまったケースもあるそうです。収穫時期は11月から1月まで。いまは県内ではこの北信でしか栽培していないそうです。そしてJAグリーン長野が全国一の出荷量を誇っています。決して主役ではなく、あくまでも引き立て役の花です。主役のための名脇役。そんな花だからこそ好感をもって迎えられている花といえます。「だからこそ好き」という「ユーフォルビアフルゲンス」ファンがいます。

長芋 萩原久光さん vol.308

平成25年12月23日掲載

長野市松代町。萩原久光さん(80才)は千曲川沿いのおよそ6反歩の畑で長芋を栽培しています。萩原さんは農業高校を卒業してからずっと農業とともに歩んできました。

千曲川沿いのこのあたりは、川が氾濫するたびに上流から大量の土が運び込まれてきました。それは石ころがまじらない栄養分をたっぷり含んだ豊潤な土です。長い年月をかけてくりかえされた水害の歴史が長芋栽培に適した環境をつくりあげました。「自然の神様の恵です」と萩原さんは語ります。ここの長芋は火山灰土で育ったものとは一味違った甘みとシャキシャキ感が喜ばれています。どこでも栽培できるものではないので価格も比較的安定しているそうです。