平成26年12月1日掲載
長野市松代地区は長野県を代表する長芋の産地です。岩野地区の千曲川沿岸では長芋の収穫がさかんに行われています。千曲川が氾濫するたびに肥沃な土壌となり、良質な長芋ができるようになりました。資料によると、昭和54年の長野県下の作付面積は610ha,収穫高1万4640tで、全国生産の11,1%を占めたそうです。
真島さんの畑では5月に植え付けした長芋の収穫最盛期をむかえています。松代の長芋は甘くて粘りが強いのが特徴。長芋は究極の食材といわれビタミンがバランスよく含まれ消化酵素もたっぷりで、滋養強壮の効果が高く疲労回復に最適と言われています。
平成26年11月24日掲載
ゴボウは今が旬。長野市松代町。千曲川が長い年月をかけて耕した肥沃の土地が川に沿って伸びています。小山進さんは定年前に退職し、両親が耕していた土地を継ぎ農業に取組みました。いまの時期はゴボウの収穫に追われています。
ゴボウ抜きという言葉がありますが、収穫作業は”抜く”ものではなく”掘る”作業。小山さんは根気よくスコップで穴を掘ってゴボウを収穫します。これらのゴボウは5月25日に植え付けたものです。収穫は年内いっぱい続きます。ちょっと大きなものが2本でおよそ500グラム。500グラムごとに出荷しています。千曲川の恵みによる肥沃で石粒の無い土地ならではの特産です。
平成26年11月17日掲載
長野市の東方、西斜面に広がる標高500~600m程の扇状地が山新田です。寒暖差のある気候と水はけのよい土地がりんごの味を鍛えあげます。山新田は明治は蚕、大正は葉タバコ、昭和にはいってホップが栽培され、戦後からリンゴの生産がはじまったそうです。約40軒の農家がリンゴをつくりそのほとんどが兼業だそうです。りんご栽培有志が「エコピカクラブ山新田」というクラブを結成してりんご栽培の向上をめざして熱心に取り組んでいます。
村中に坂道があるから、そしてリンゴを毎日食べているから大病なし。「村中でリンゴをつくって健康です」とエコピカクラブ青木保さん。そして「わたしたちは愛をこめて、ひとつひとつのリンゴをつくっています、山新田のおいしいりんごをブランドにします」。
11月30日(日)にエコピカクラブ山新田が主催する「山新田ふじ祭り」が山新田公民館前広場で開かれます。
平成26年11月10日掲載
青木彰子さんは毎日、大岡にある実家に通って両親といっしょに農業に取り組んでいます。大岡の標高は約900M。彰子さんの父・英さんはその高地を利用して「聖甘藍」として名が通っていたキャベツを中心に白菜、セロリーなどを栽培してきました。いまはそのほかに米、りんどう、小菊などをつくっています。両親はともに80才代、いまも元気いっぱいで毎日収穫した野菜を直売所に運んでいます。
英さんは父親が60才で倒れてから、それまで働いていた農林関係の研究所を退職して、家の農業を継ぐために郷土・大岡に帰ってきました。彰子さんは両親と毎日仲良く農と向き合っています。
平成26年11月3日掲載
長野市篠ノ井共和。有名なりんごの一大産地です。滝沢景文さんは両親が残したりんごの成木を4年前に引き継ぎました。広さはおよそ5反歩。りんごと暮らす一日、一年です。長野県のリンゴ栽培はおもに長野盆地に集中していて、津軽平野に次ぐリンゴ地帯になっています。そのなかでも”共和のリンゴ”は絶対的な信頼を得ています。
共和のりんご農家の思いはひとつです。この土地でできたリンゴだから、まずは地元の人に味わっていただきたい。その思いがブランドをつくり、生産者の基本姿勢がその信頼の根幹を支えています。滝沢さんたち若い人たちがあらたなる”共和のリンゴ”の歴史を刻んでいきます。
平成26年10月27日掲載
長野市豊野町石。柿栽培にとりくんでいる笠原保治さんは今月13日に今年はじめての柿を出荷しました。甘柿をこの地区の特産にしようと計画し、平成18年に苗木を配布、20年に研究会が発足して現在12名の会員が甘柿栽培にとりくんでいます。笠原さんは6本の「豊生」と12本の「文太郎」を栽培しています。
柿づくりはりんごのような玉回し等の手間がいらず、消毒の回数も節減できるなど経費のかからない作物といわれています。またビタミンの栄養価も高く、その出荷を待ちわびているファンが多いそうです。いまは「アグリながぬま」と「豊野温泉りんごの湯農産物直売所」で販売しています。
「これからも命が続くかぎり柿づくりをやりたい」と大正13年生まれの笠原保治さんの情熱は涸れることはがありません。
平成26年10月20日掲載
長野市若槻吉。北国街道にそったりんご園。関秀樹さんはりんご農家の3代目。関家はいままで兼業農家でしたが、秀樹さんは専業の道をえらびました。妻・直子さんとりんごをつくっています。総面積1.2町歩。その7割がふじ、ほかはシナノスイート、秋映、シナノゴールド等です。ふじのほとんどが贈答用です。
秀樹さんはこれからのりんご作りではなるべく農薬にたよらないようにしようと考えています。まったくの無農薬は無理でも、土づくりを勉強して木を薬漬けにしない育て方を模索しています。土から改善して農薬にたよらないりんご作り。そういう方向性のある道を直子さんと2人でやっていこうとしています。
平成26年10月13日掲載
小林淳一さんは長野市内の6反5畝で農業をやっています。小学生の頃に親戚の農業を手伝ううちに自ら育てた野菜を美味しく食べてもらう喜びと面白さに気づきました。家族の理解があり40才で勤めていた会社をやめ新規就農しました。野菜を多品目で栽培していて市内3ヵ所のJA直売所で販売しています。生産工程管理記録はインターネット上に公開されています。
小林さんが経営する「風の丘農園」の農業理念は「人の健康、植物の健康、土の健康を第一に考えカジュアルに、そしてエコノミーな低農薬、有機農産物を広く普及することにより、生活者の方へ美味しさと健康、美容を提供する農園をめざす。」
平成26年10月6日掲載
このあたりで洋梨がさかんに栽培されるようになったのは約20年前といわれています。春の剪定、花つみ、摘果と作業が進み、満開からおよそ160~170日の9月28日ごろから収穫となりました。寺島さんはその間、輪紋病からまもるために消毒を重ね、二重袋をかけて育ててきました。
ラ・フランスは明治36年にフランスから輸入されたといわれています。和梨にはないやわらかな舌触りと豊かな香りがあり、一度食べたら忘れられない味が特徴です。また、洋梨は和梨とちがい収穫したものをいったん冷蔵庫で一定の温度で2週間ほど保存し追熟させてから出荷されます。
平成26年9月29日掲載
長野市若穂保科。このあたりで巨峰の栽培がさかんになったのは峯村尚義さんが20代の頃。ぶどうで地域を元気にしたいと峯村さんも栽培に加わりました。この地区は本来、りんご作りが主体でしたが、土壌はぶどう栽培に適していました。いま、峯村さんはピオーネ、ナガノパープル、シャインマスカットなどを作っています。特にナガノパープルはタネがなく皮ごとたべられるぶどうとして脚光をあびている長野生まれの新品種です。
そのナガノパープルの効率的な栽培のために「平行整枝短梢剪定栽培」の研究が進められて実践されています。この栽培技術により栽培管理の省力化が実現しました。峯村さんは地域のぶどう部会の一員として将来の夢を描きながらタネなし品種の省力栽培の研究に積極的に取り組んでいます。