平成27年2月16日掲載
長野市中条。長野大町線沿いに「道の駅中条」があります。田園風景が広がるなかにあり、アルプスの眺望が楽しめる抜群のロケーションで、多くの利用者でにぎわっています。
郷土料理の「おぶっこ」と「おやき」が定番ですが、あらたに人気商品が誕生しました。1月17日から販売がはじまった「西山大豆豆乳ドーナッツ」です。地元の大豆を100%つかっています。いまは土・日曜日のみの販売ですが、3月からは毎日店頭にならびます。さっぱりとしてふわふわ感覚が人気です。ドーナッツをゆっくり楽しんでもらうカフェの併設も計画されています。
将来は「地元農産物を使い、お菓子職人を育て、カフェの運営や企画、広告、デザインといった様々な分野で若い人たちのコミュニティからなる第6次産業も構築していきたい」。
平成27年2月9日掲載
武田辰夫さんが住む長野市若里地区は世帯数がおよそ2800世帯の住宅地です。かつては水田がひろくひろがる地域でした。また、養蚕もさかんに行われていました。1998年の長野オリンピックで競技会場が建設され風景が一変しました。
武田さんは農業用ハウスで野菜を栽培しています。量よりも品目にこだわって栽培しています。冬の時期はあまり出荷するものがありませんが、長ネギやほうれん草を近くにある大型スーパーの産直コーナーに毎日出荷しています。武田さんは6年ほど前に会社を退職して第2の人生として夫婦2人で農業をやっています。野菜のほかに大豆島で米をつくっています。
「今の形でできるだけ長くやれればいいと思っています。1日の売上げ目標は1万円です。元気でやっていきたいと思います。」
<武田辰夫さん>
平成27年2月2日掲載
長野市赤沼はりんごの産地です。田中弘実さんは代々継がれて来たりんご農家です。夫婦でりんごを栽培するほか、トルコギキョウをハウス栽培しています。
田中さんは全国で個人として初めて農林水産省に品種登録した信州りんご「恋栞」を開発しました。果実は手のひらにすっぽりおさまるほど小さく、酸味が強く、そしてなにより果肉が赤いのが特徴です。トルコギキョウを栽培し続けてきた知識と技術によって生まれたそうです。
「恋栞」を原料にしてジャム、ジュース、シールドを商品化しました。ジャムは「抵糖で果実分を85%と濃厚に仕上げたくせになるジャム」でジュースは「酸味の後に甘味を感じる爽やかなあきない味です。酸化防止剤を使用していない搾ったままの無添加ストレート100%」です。どちらも「アグリながぬま」で販売しています。ご賞味ください。
平成27年1月26日掲載
長野市篠ノ井杵淵の清滝真彦さんは地元篠ノ井地区の若き農業者です。農業に夢を抱き、その魅力を引き出そうと努力を惜しみません。
「苗をつくっていますが、見た目がきれいとか、たくさん実がなるとか、病気になりにくいとか、この苗を買ったおかげでいい作物ができたとお客さんが思ってくれる、そのようものをつくりたいと、ひとつぶひとつぶ種を播いて、芽がでたらポットに植えかえて、水をくれ、それではじめて、お客さまの手元に届く、その流れのなかで、そんな思いをこめながらつくっています。家では大玉のトマトをつくっていますが、冬の間はホウレンソウや冬の野菜をつくっています。苗作りだけでは収入が少ないので、夏場は農業機械のオペレーターをやっています。それが地域の役にもたっていると思います。あと何十年生きるかわからないけど、その何十年先のことを考えながら、これからもやっていきたいと思います。」
平成27年1月19日掲載
1930年代はじめ松代町で、えのき栽培がはじまりました。いまは、ほとんどが人工的に栽培されていますが、その頃は、天然のえのき茸をビンの中で人工栽培することが農家の副業だったそうです。現在は冷房施設のある工場で大量に安定的に栽培されています。野中敏光さんの「野中きのこ園」では、室温6度に設定された抑制室で生育する力をじっくり蓄えながら育て、およそ48日後に200グラムに包装して出荷します。えのきは「いのちだけ」とよばれるほど作業は多忙です。つねに生長しているため1日として仕事を休んだり手をぬくことはできません。栽培室はつねに整理整頓されていて、クリーンな環境で安全安心なえのきが生産されています。
平成27年1月12日掲載
「しょうゆ豆」は長野地方につたわる伝統的な発酵調味料です。長野市信州新町の酒井酉子さんがつくる「しょうゆ豆」が人気です。祖母がやっていた「しょうゆ豆」づくりを酉子さんが引き継ぎ、自家用として見よう見まねでやっていたところ近所近在から頼まれるようになりました。およそ5キロの大豆を2段に重ねた蒸し器でじっくり蒸してつくります。酒井さんによると、大豆をよく洗い丁寧に蒸すことが基本だということです。そして微生物の力をかりて発酵させて、旨味と栄養価を高めます。
「しょうゆ豆をつくっているときは、ぜったいに納豆は食べない、他の菌に接することは御法度です、それほど菌は敏感なんです」と酉子さん。およそ32度に保温をして寝かせ1日2回やさしく手をいれて見守ります。手入れを怠ると雑菌が発生して糸をひいてしまうそうです。本物の手づくりです。
平成26年12月29日掲載
長野市松代町清野。農業用ハウス栽培がさかんに行われている地域です。北澤篤史さんは平成25年7月に就農しました。36才、駒ヶ根市出身です。以前は農業法人に勤めていました。8アールの農業用ハウスでおよそ2000本のトマトを栽培しています。ハウスは室温25度から30度に設定されていて、マルハナバチが花のおしべに噛みつき花粉を集めていました。噛んだところは茶褐色に変色します。これがバイトマークです。収穫時期は11月から今年の6月まで。
「うまくて安全で安心して食べられる」農産物を消費者に届けることを目標にしています。「農業で安定した生活が営める」。これが北澤さんの当面の目標です。
平成26年12月22日掲載
長野市若槻。若槻小学校の子どもたちの元気な声がよく聞こえる作業場で松木芳男さんは熱心にしめ縄を作っています。使っているのは今年の田んぼの稲わらです。昔はどの家でも正月をむかえる頃になると、しめ飾りや門松をつくり、お正月の神様を迎える準備をしました。しめ縄はその年の実りをもたらしてくれた「わら」で心をこめて丹念につくられました。そして、仏壇、かまど、神棚、床の間など家のあらゆるところに飾られました。
松木さんは稲わら一本一本、ヒゲを取りのぞき、きれいにした78本の束を3束つくり、それを丁寧に編んで行きます。松木さんの一つのしめ縄は234本でできています。なんども試行錯誤して末の本数。松木さんのこだわりです。来る年の希望を願ってわらをなう。忘れてはならない、正月行事です。
平成26年12月15日掲載
長野市若穂綿内は「綿内れんこん」の産地です。きれいな花を咲かせる蓮の根茎の部分が「れんこん」とよばれて、食用としています。ここの土がとってもやわらかいので、れんこんも歯にやさしくて、おいしくて、「幻のれんこん」と呼ばれています。
大峡良平さんは10代の頃かられんこん栽培にたずさわってきました。大峡さんの手の指は太く、若いころは腕力ではだれにも負けたことがなかったそうです。寒い季節に泥の中から掘り出す厳しい仕事です。
12月、暮れの季節がれんこんがもっとも旬となります。なぜ、この季節がれんこんが旬なのか?それは、れんこんの穴にありそうです。昔の人はその穴から新しい年の希望を見ていたようです。来年こそはきっといい年がくるはずだ、こんなことがありそうだ、そんな思いを、この、れんこんに願っていたのかもしれません。
平成26年12月8日掲載
長野市戸隠栃原。山中にあってなだらか丘のような土地です。鬼女紅葉の菩提寺である大昌寺があります。北には伝説の舞台である荒倉山がそびえています。栃原の標高はおよそ800m。ここの3地区の有志が「鬼女紅葉の里荒倉直売グループ」をつくり収穫した野菜を市街地にある3カ所のスーパーで販売しています。
メンバーのひとり新井丈夫さんはネギを栽培しています。品種は「夏扇パワー」。3月1日にハウスでタネをまき、育苗して、5月初旬に畑に植えたものです。種苗会社のサイトでは「夏扇パワーは夏秋および秋冬どりに適する適応作型の広い黒柄系一本ネギで、 太りが非常によく、従来の黒柄系よりは低温伸長性のある多収品種」と紹介されています。