令和3年3月1日掲載
「春が近くなると、ふきったまを楽しみにしている人がいると思い、年明けから出荷しています。ふきみそがいい味ですよね。これをあてにしている人がいるんですね。
雪がとけた合間にとっています。今年72才になり体力は落ちてきていますが、あせらずぼちぼちと農業やっています。できれば、もう少しの間体力を保って、皆さんに農産物を届けたいです。」
令和3年2月15日掲載
「私は”笑顔の農業”を目指していきます。まず自分が笑顔で農業をすること、純粋に農業を楽しんでいきます。
そして、自分の家族やまわりの人たちも笑顔になっていき、そうして作った野菜を通してお客様にも笑顔が伝わっていくことできれば嬉しいです。」
令和3年2月1日掲載
「平成29年に川崎からこちらに来ました。若穂地区でジビエの加工施設の運営と有害鳥獣捕獲の仕事をしています。
この地区はりんごの栽培が盛んです。いまの時期はシカによる被害が多く出ています。ワナを使って捕獲しています。そしてジビエとして利活用しています。食材として非常に美味しい肉ですので、それらを販売して地元特産品として根付きつつあります。」
令和3年1月18日掲載
「お客様にとっては何でも揃うのがいちばんですが、栽培者にとっては冬場は作られるものが限られてしまいます。ここに来れば新鮮な野菜・果物が手に入る安心感と日常生活にとって必須になる品揃えを心がけて行きます。
農家の皆さんにもお客様の信頼を得る栽培と責任ある出荷をお願いしていきます。」
令和3年1月4日掲載
西田靖・視己子さん夫婦はキッチンカーで長野の食材をつかったおいしい商品を販売しています。
「新しく2台目のキッチンカーになりました。いままでのものより大きくなったので、いろいろなものを扱えるようになりました。地元の野菜をふんだんに使った料理を提供していきたいと考えています。
このたび野菜の旨味たっぷりなコンソメスープとジビエの商品を始めました。キッチンカーで信州の美味しいものをいっぱい届けたいです。今年は美味しいものをたくさん食べて思いっきり元気になってほしいです。」
令和2年12月21日掲載
「こちらでは、1日5,000ケースの出荷を目指して選果作業を行っています。主な出荷先は東京、関西方面が中心です。
毎年のような気候変動の中、農家が1年間苦労して栽培されているリンゴを一つ一つ大事に扱わさせていただいております。長野県産の果物をよろしくお願いします。」
令和2年12月7日掲載
(株)タカ商(Foods Meeting)は業務用のレトルト食品を製造しています。
「私どもは小ロットでも製造しているので小さな商店からも製造依頼がきます。中条、信州新町、大岡の道の駅と共同で、いのししを使ったカレーを開発しました。味の評判も上々です。
また、ジビエは低カロリーで栄養素も豊富です。長野市の「いのししカレー」を全国に広めていきたいと考えています。」
令和2年11月23日掲載
古川悠太さん(30)は長野市芋井でりんごを栽培しています。
「生まれは埼玉県です。6年前に長野市地域おこし協力隊に応募して来ました。その期間中に地元の農家からりんご栽培の技術を教えてもらいました。そして空いている農地を引き継いでりんご農家として経営を始めて3年目です。
目標は栽培面積を1haの規模を実現したい事と、栽培品種を多様化して、長い期間販売できる品種の構成を目指しています。」
令和2年11月9日掲載
林亮さん(41)は6年前に長野市信更町下平に東京から移住してきました。
「自宅でIT関連の仕事をしながら農業をしています。約20本の銀杏の木があります。銀杏はお米のように毎日食べるものではないので販売が難しいです。出荷分を全部売りさばくのに時間がかかりますが、いい値段にはなります。
鮮度が大事です。乾燥したものですが、中は生ですので、店頭に長く置くと中がしおれてしまいます。2週間内程度で売れるのが理想です。」
令和2年10月26日掲載
山田六男さん(65)は長野市中曽根で農業にとりくんでいます。
「いろいろな農業のやり方はあると思いますが、私は自然の微生物などを大事にして行うことは基本的にとても大事であると思います。そして、毎日、自然を感じながら生きる生活に意義を感じています。自分の健康が続く限りこの生活を続けていきます。そして、畑もどんどん土が出来て豊かになると思いますので、その風景を実感しながら農業をさらに長く続けて行きたいです。」
令和2年10月12日掲載
久保田 伝さん(39)は株式会社クボ田ファームの代表です。
「会社は2019年1月に設立しました。主に、米、ミニトマト、ピーマンを栽培しています。鬼無里では高齢化がすすみ、米づくりをやめてしまう人が多くなっています。それらの田んぼを荒らさないために栽培を引き受けています。今年はおよそ5町歩、来年は6町歩をこえる規模になります。
里山を荒らさないために一緒にやってくれる人はいませんか。いっしょにやりましょう。」
令和2年9月28日掲載
長野市大岡の曽根信一さん(62)は大岡地区を守ろうと3年前に仲間と農業法人グリーンパワーながのを設立し、水田を中心に農業に取り組み「農村から命を育む文化の発信を行い、自然豊かな山里の農地を守ろう」と活動しています。
「大岡は水が豊富でいい米ができます。標高差が500mほどありそれぞれに適した品種を作っています。お米の味も大事ですが、いちばんは農地を守ることです。」
令和2年9月14日掲載
長野市飯綱高原の西澤正行さんはワレモコウを栽培しています。
「いま、60アールでワレモコウを栽培しています。出荷先は長野、石川、東京、名古屋、大阪などです。1回の出荷がおよそ2000本で週3回出荷します。年間出荷量はおよそ50000本ほどです。
いまある品種をしっかり作りこんで、良いものを出すのが目標です。喜んでもらえるものを出荷したい。数ある産地から私のものを選んでいただけるように頑張ります。」
令和2年8月31日掲載
長野市富田の和田幸雄さん(73)はワッサーを栽培しています。
「退職して7年になります。20年ほど前にたまたま須坂でワッサーを食べたことがきっかけで、この魅力にとりつかれました。いつかワッサーをつくってみたいと思っていましたが、今、やっと実現できています。この畑では15本以上のワッサーが育っています。
ワッサーは白桃とネクタリンの良いところ、甘味と酸味がほどよく優れています。また、賞味期限は10日ほどあり、保存性にも優れています。ぜひ食べてみてください。」
令和2年8月17日掲載
長野市篠ノ井小松原の滝沢利幸さん(55)は長野県の新品種のりんご「シナノリップ」を栽培しています。
「およそ70アールで果樹をつくり、そのうちシナノリップは5アールほど栽培しています。色付きが良く食味も良いので、これからはこのシナノリップが有力品種になっていくだろうと言われています。
若い人たちといろいろな情報交換を行い、また、年配の方でもりんご栽培に対して前向きな人たちとコミュニケーションするのが楽しみです。」
令和2年8月3日掲載
長野市川中島の森山隆弘さんは新規就農をしてぶどうを栽培しています。
「平均寿命が80をこえているということを考えると、ある程度長く仕事ができて、やりがいを感じられる様なものであり、また、いままでの仕事が農業関係であったので、それらを活かせるものにしようと考えました。
土地を借りるにしても広い面積でないほうがやりやすいだろう、そして、年金の足しになる程度の収入をと考えたときにぶどう栽培が頭に浮かびました。」
令和2年7月20日掲載
戸隠そだち農園の鈴木裕太郎さんは自然豊かな戸隠で野菜を育てています。
「3年前から農業を始めました。学校卒業後いったん外に出たんですが、郷里に戻ってきました。その頃、祖母と母親が二人で農業をしていて、とても大変そうでした。自分にできることはないかと考えました。また、高齢化が進んでいる戸隠で何か手伝えることはないかと思い就農しました。
生まれ育った故郷・戸隠に恩返しをしたい。そして、遊休農地と耕作放棄地の削減にも取り組んで行きます」。
令和2年7月6日掲載
2013年に大岡に移住した青木宏之・理江さんは創作活動のかたわら米を作っています。
「水田に手植えで苗を植えている時も、刈りとる時も、どちらも一種の瞑想状態になり、何も考えず集中しているところは、絵を描いている時の気持ちと同じです。それは、特に抽象をやる時と同じ気持ちです。
この自然の豊かさと水、空気、土の良さ。ここでできる米の美味しさを楽しみつつ創作活動を続けていきたい。」
令和2年6月22日掲載
長野市篠ノ井杵淵の山本国広さんは4年前に就農しました。
「サラリーマンをしていましたが、先祖代々、農家ということもあり、仲間もだんだん親の後を継ぐことが多くなり、少し早めに会社をやめて親の後を継ぎ先祖代々の土地を守っていこうと思いました。
昨年の水害で多くの木が流されてしまいました。残った木をうまく蘇生して大事に育てていきます。また、新しい木を植えて10年先、20年先に大きなものができて次の世代につなげていければと思います。」
令和2年6月8日掲載
長野市中条の宮脇未喜夫さん(77)は味平かぼちゃを栽培しています。
「味平は何年もつくっています。とても味が良く、みなさんに喜ばれています。
今年も植え付けの時期になりました。みなさんに十分満足して食べていただけるように精を出したいと思います。
味平は栽培がたいへんなんです。その分、丁寧につくっています。その味はホクホクはもちろんですが、ねっとり感があり、とても美味しいかぼちゃです。
今年も平穏な気候に恵まれて良いかぼちゃができればいいです。」
令和2年5月25日掲載
長野市若穂綿内の中島章雄さん(80)は10年前からアスパラガスを栽培しています。
「およそ15アールの畑に10棟の農業用ビニールハウスを建てて栽培しています。当初、農業で所得になるのはアスパラとイチゴだとアドバイスされました。イチゴ栽培は少なくても1000万円の投資が必要なので、資金不足をかかえながら四苦八苦してこのハウスをつくってアスパラの栽培を始めました。
ここのアスパラは甘くて美味しいと言ってくれます。うれしいです。手作りの差が出るんだと思います。」
令和2年5月11日掲載
長野市上ケ屋の大日方進さん(72)と妻の重子さんは家庭菜園でおよそ100種類の野菜をつくっています。
「家庭で安心安全な野菜を食べたいと思って始めました。とても栄養があるということで紫野菜をがんばってつくっています。
農業はとてもたいへんな仕事ですが自分たちの食べるものを安全につくるというのがいちばんいいかなと思います。興味がある方はプランターでもいいですからつくって美味しさの魅力を感じてほしいです。」
令和2年4月27日掲載
長野市豊野町の清家孝雄さん(77)は「さといも善光寺」を栽培しています。
「栽培はいろいろ工夫して我流で楽しくやっております。水を好む植物ですからともかく水管理が大切です。1つ60グラムの種芋からおよそ20倍の量が収穫できます。栽培を始めた頃はとてもいい値段で売れました。
今はほかと同じになりましたがそれは「さといも善光寺」が世に広まったということでとても嬉しいです。」
令和2年4月13日掲載
長野市信州新町山穂刈の松下正好さん(76)はわさびを栽培しています。
「昔、このあたりはわさびの栽培がさかんで、100軒以上の農家がわさびをつくっていました。山間地の日陰を利用した栽培ですので、信州新町は適地適作といえます。ここは養蚕がさかんでした。桑の木の間にわさびの苗を植えてつくっていました。」
令和2年3月30日掲載
長野市大豆島の松野潔(78)・町子さん夫婦はノビルを栽培しています。
「妹の土地を借りて妻と二人でノビルを栽培しています。私たちはノビルのおやきが大好きなんですよ。あちこちにとりにいくより栽培したほうがいいものができるんです。
朝5時半ごろに起きて作業します。農業は一人じゃだめなんですね。二人で長生きしないといやになってしまうんじゃないかな。二人でやっているとおこづかいになるが楽しみです。」
令和2年3月23日掲載
長野市信更町の番場久子さんはトウモロコシの播種作業に追われています。
「農家は野菜の種を大事にします。直接畑に種を播くより、ポットに播種をして育ててから畑に植えることで欠株が少なくなるようにします。
天候に打ち勝つ野菜をうまくつくっていきたいと思います。店頭に並べた時に自分で食べたいと思えるものを作らないといけないと思っています。」
令和2年3月16日掲載
長野市真島の平山豊文さん(68)はケールを栽培しています。
「日本一のケールおじさんになりたいと思ってケールをつくっています。およそ8年前に試験栽培を依頼されてはじめました。恵まれた自然のなかで化学肥料を使わない栽培をしています。
もっとたくさん栽培したい、もっと付加価値をつけたいと思っています。たくさんの人のアドバイスと協力をいただきたい。
これからケールはアメリカやヨーロッパなみに認知されていくと思います。ケールをもっと見て欲しい、食べて欲しいです。」
令和2年3月9日掲載
長野市川中島の古田敦也さん(29)と理花子さんは2019年4月に新規就農しました。
「3反歩ほどでミニトマトやズッキーニなどを栽培しています。昨年は台風で畑が水に浸かりました。しかし、食べることは人間の基本ですから絶対になくなることはありませんから、これからもずっと続けていきたいです。
環境に優しい農業を目指しています。二人でやっていると気分がすぐれない日もお互い支え合ってやっていけます。」
令和2年3月2日掲載
長野市小島田の佐藤勝司(74)は銀杏を栽培しています。
「新潟県の水田で植えていることを知り、定年前に4本植えたものが育ち約30キログラムの収穫ができるようになりました。
この近所でも農作物があまることがあるので地元に直売所を開いて地域の人のふれあいの場所をつくりました。JAの協力を得て現在50人の会員が「おいでや小島田」を運営しています。年間の売上は約200万円です。
自給自足プラスアルファくらいなものを作りたいです。そして直売所で売れることが嬉しいです。」
令和2年2月24日掲載
長野市川中島の田中慶太さん(61)は桃を栽培しています。
「桃を6反歩つくっています。大学卒業後、横浜で仕事をしていましたが、約20年前に家の都合でこちらに戻り農業を始めました。
地域の先輩たちに助けられやって来ました。いまこの地域には休耕地がたくさんあります。そのような場所で若い人や新規就農の人に川中島の桃ブランドを誇りをもって作ってほしいです。桃栽培の知識と技術をさらに磨き、地域が活性化できるような役割を担っていきたいです。」