農は人にあり

元気に野沢菜作り 高山 四女子さん Vol.614

令和1年11月11日掲載

高山四女子さん(94)は標高約700メートルに位置する長野市中条梅木地区で野沢菜を作っています。

「中条村時代に始まった「お菜とりツアー」の受け入れを続けています。野沢菜を作っている場所がこんな道ばただから、お客さんに来てもらって、話しをしたりお茶を飲んだりするのが楽しみです。野沢菜作りは楽な仕事ですから続けられます。

一人暮らしは寂しい時もありますが、子どもがよく来てくれるから張り合いです。元気でいれば野沢菜作りも楽しみです。」

微生物の力を借りてリンゴ作り 庄田 今朝一さん Vol.613

令和1年11月4日掲載

長野市篠ノ井小松原の庄田今朝一さん(67)はシナノゴールドを作っています。

「シナノゴールドは作り方が難しいのですが、とても美味しいリンゴです。
会社を退職後、両親のリンゴ栽培を継ぎました。

なるべく有機質の肥料を使って栽培しています。畑の中を歩いてみると土がやわらかく感じてもらえると思います。微生物の力を借りて畑をやわらかくして水の吸収をよくするということを心がけています。除草剤を使わないこともこだわりです。」

「戸隠おろし」の普及活動 横田 久さん Vol.612

令和1年10月28日掲載

戸隠おろし振興会[会長:横田久さん(81)]は戸隠おろし(戸隠大根)の栽培と普及活動をしています。

「いま、戸隠地域のおよそ30人が栽培しています。そして、12トンほど収穫しています。そのうち8トンは漬物業者に納入しています。戸隠という名称からお客様の評判は上々と聞いています。

3年ほど前から地元の中学校と共同で普及活動に取り組んでいます。まず地元の人たちに栽培していただくことを目標にしています。」

りんごと向き合う喜び 高橋 守さん Vol.611

令和1年10月21日掲載

長野市浅川の高橋守さん(67)は会社を退職した6年前からりんごをつくっています。

「ふじ、秋映、シナノスイート、シナノゴールドなどを栽培しています。
りんごをつくるという言葉をよく使いますが、私の中ではりんごそのものは植物ですので、それぞれ生長していく過程でりんごの木そのものがりんごを育てていると解釈をしています。

りんごの生長の手助けをしているのが我々生産者の役割だと考えます。りんごが何を望んでいるのかと考えると喜びがわいてきます。」

■問い合わせ:電話 026-241-3389

さといもの伝統をつなぐ 白澤 実さん Vol.610

令和1年10月14日掲載

長野市松代町の白澤実さん(40)はさといもやきゅうりなどをつくっています。

「3年ほど会社勤めをした後農家になり、野菜の栽培をはじめて8年たちました。まだまだ収入面は安定しませんがお客様から直接、野菜が美味しいと言っていただけるとやりがいになります。

松代町清野で献上さといもが作られていることを知り勉強させていただきました。まだまだ試行錯誤ですが、将来はさといもを増やしていきたいです。」

酒米づくり 下条 豊嗣さん Vol.609

令和1年10月7日掲載

長野市真島町の下条豊嗣さん(71)はおよそ10年前から酒米をつくっています。

「西飯田酒造さんとの縁で酒米を作り始めました。いま、1.7町歩のたんぼで妻と二人で作っています。11月をめどに本格的な作業となります。自然との戦いでいろいろと難しいことがありますが、私も自然体でいそしんでいます。

海外からいろいろなお酒が入ってきますが日本古来の日本酒がいちばん美味しいと思います。外国の友人もうまいと言ってくれます。みんなで磨きあって美味しい日本酒つくりをしたいとおもいます。」

えごま栽培 酒井 勝正さん Vol.608

令和1年9月30日掲載

長野市信州新町の酒井勝正さん(83)は3年前からえごまを栽培しています。

「近所の人にすすめられ水田であったところでえごまを作り始めました。植えさえすればさほど手間をかけなくても育ちます。そういう面では高齢者の農作業にむいていると思います。

地元の仲間8人ほどで組合をつくりもっとえごま栽培が増える様に取り組んでいます。
始めたばかりでまだよくわかりませんが米よりは手がかかると感じています。」

若い仲間を増やしたい 三ツ井和哉さん Vol.607

令和1年9月23日掲載

長野市豊野町の信州・マルサ果樹園の三ツ井和哉さん(25)は20才からりんごを栽培しています。

「シナノドルチェ、シナノスイート、秋映などを作っています。
私がりんご栽培を目指したのは中学生の頃です。祖父の仕事する姿をみて農業をやってみたいと思ったのが最初のきっかけでした。

農家の高齢化とともにこのあたりも荒廃地が増えることが予想されます。そうなった時に少しでも土地を受け継げるように力を備えておきたいと思います。
りんご栽培が若い人たちのこれからの仕事の候補に入れてもらえる様になればと思います。」

■問い合わせ:電話 026-257-2530

農業で地域を盛り上げたい 南 智尋さん Vol.606

令和1年9月16日掲載

南智尋さん(41)は長野市若穂保科の9反歩でブドウを作っています。

「会社勤めのかたわら妻の実家で農業を手伝っているうちにブドウ栽培に魅力を感じて勉強してきました。新規就農の1年目です。

若穂保科はだんだん限界集落に近づいています。そういう現状ですが、農業はお金になる産業でもあるので、今後の生活の糧に考えていただける人たちが増えることを願っています。私もそういう人たちに協力しながら地域を盛り上げたいと考えています。」

自然農法をめざして 内山真吾・麻里さん Vol.605

令和1年9月9日掲載

東京都出身の内山真吾さん(22)と麻里さんは今年から長野市信更町水ノ田で農業を始めました。17アールの畑でキュウリや大根などを作っています。

「東京の大学を1年半通った後 長野県農業大学校で農業を学びました。栽培には農薬を全く使用していません。農業を始めてから自然と触れ合う機会が東京時代に比べて増えたことがいちばん嬉しいです。

可能であれば少量多品目の様々な種類を栽培していきたいです。そして自分たちの販路をつくることが今の目標です。」

信更 ワインの里に 柴田 優伸さん Vol.604

令和1年9月2日掲載

信更町でワイン用ブドウの栽培に取り組む柴田優伸さん。
過疎化とともに進む農地の荒廃を食い止めるとともに、地域の新たな特産を作ろうと始めました。

最初は栽培について何も知らない状態で、長野県のワインアカデミーに参加して栽培の知識を得ながら実践を重ねる日々を送りました。

今年は初めて栽培したブドウからワインの醸造に成功。来年以降の醸造に夢が広がります。

野菜の「教育」魅せられて 宮崎 秀一さん Vol.603

令和1年8月26日掲載

長野市塩崎で果樹・野菜の栽培に取り組む 宮崎秀一さん。高校教師として多くの生徒を教え、現在も勤めている定時制の高校に移ったことがきっかけで本格的に農業を始めました。

「どのように刺激を与えれば成長するかを考える教育と、農業はよく似ている」

「教育」の成果が表れるのが一年に一回、もしくは二回の農業は大変難しいけれど、だからこそ のめり込むきっかけになったといいます。

足音を聴かせて 両角 勉さん Vol.602

令和1年8月19日掲載

長野市岡田のリンゴ農家 両角勉さん。近年は「つがる」の後継を期待される「シナノリップ」を主に栽培しています。

「手をかけただけリンゴが答えてくれる」「園主の足音を聴かせると果物も大きくなる」
そう話す両角さんにとってリンゴはただ栽培するだけではない、大切の存在なのかもしれません。

長い間果樹地帯として栄えた共和地区ですが、農家の高齢化は避けられない問題。両角さんもいつか迎える日を思いながら、次の世代の誕生を待ち望んでいます。

果物 6次産業にも注力 宮澤 仁美さん Vol.601

令和1年8月12日掲載

真島町で果樹農家を営む宮澤仁美さん。およそ2ヘクタールの畑でリンゴ、桃、プルーン、梨の4品目を栽培しています。

「毎日楽しく仕事がしたい」と語る宮澤さん。自然に囲まれての作業に加え、仲間やお客さんとの交流も楽しみの一つです。

リンゴの酒 シードルをはじめ、リンゴジュースやジャムなど近年は6次産業化にも力を入れています。「一年を通して販売でき、無駄がない」と今後の展開が楽しみな様子でした。

仲間とともに 北村洋子さん Vol.600

令和1年8月5日掲載

長野市真島でナスを栽培している北村洋子さん。
地区の仲間とともにナス栽培を始め、先輩農家の薫陶を受けながら日々取り組んでいます。農家の勉強会をはじめ、仲間との交流が支えにもなっているとか。

規模は自分ひとりでできる分だけ。
「もし主人が勤めを終えた暁には・・・」その日はまだ先のご様子ですが、それまで元気にナスを作り続けてくださいね。

美味しさと地産地消にこだわり 亀垣 嘉明さん Vol.599

令和1年7月29日掲載

長野市北長池の亀垣 嘉明さんと、明美さん夫妻の畑に伺いました。
今が旬の枝豆をはじめ、一年を通して栽培に取り組んでいる亀垣さん夫妻。

嘉明さんはもともとサラリーマンでしたが、「人間の根っこになる職業を」と農家に転身。
現在は農業の傍らで食育をテーマにしたNPO法人の理事も務め、ゆくゆくは二つの活動を組み合わせた企画も形にしたいとの夢を語っていただきました。

農業出来る限りは  久保田良一さん Vol.598

令和1年7月22日掲載

中条で専業農家を営む久保田良一さん(82)。9年前から始めたズッキーニは収穫の利便さや値段の高さもあり現在も精力的に栽培しているとのこと。

受粉は主に蜂がやってくれるとのことですが、「良いズッキーニを作るため」自身の作業も欠かしません。

80歳を過ぎた久保田さん。奥さんと二人、これからも「体に聞きながら」農業を続けていきたいと話していました。

自然体で栽培 駒村 和久さん Vol.597

令和1年7月15日掲載

若穂綿内の専業農家 駒村和久さん(72)。
「晴れれば畑へ行って。嫌になったら木の下でタバコをふかして」
晴耕雨読、自然体がモットーです。

若穂綿内は市内でも果樹の栽培が盛んだった土地。
後継者不足などの課題もありますが、地元の農業にかつての活気を取り戻そうと地元一体で目標に邁進しています。

ソバ栽培で地域に活気を 小池 知永さん Vol.596

令和1年7月8日掲載

長野市戸隠でソバの専業農家を営む小池 知永さん(59)。
「農業は一攫千金というわけにはいかない」コツコツ地道に取り組むのが信条です。

最初は家庭で食べる分だけのソバを栽培していましたが、「栽培面積を増やせば生活に十分な収入が得られる」と確信。
現在は6町歩のソバ畑を一人で耕作しています。今後も耕作面積を増やしていきたいとの展望も。

マスメディアで観光地としての戸隠が注目されるにつれ「戸隠のソバの評判も高まっている」と感じる小池さん。
地域に活気を生む起爆剤としても期待しています。

安心の果実 子どもたちへ 林 昭夫さん Vol.595

令和1年7月1日掲載

長野市松代町でブルーベリー栽培に取り組む林昭夫さん(68)。父親から引き継いだおよそ6反部の桃畑を「夫婦二人の出来る範囲で」とブルーベリーに切り替えました。

苗はすべて自分で差し木をして調達し、完全無農薬が自慢です。

「安全なブルーベリーで作ったジャムを子どもや孫に届けられるのがうれしい」
今後は木をより大きく育てていきたいとの夢も語っていただきました。

自分だけの桃を目指して 太田 安敏さん Vol.594

令和1年6月24日掲載

川中島町今里の太田安敏さん(52)は桃を作り始めて4年目。サラリーマンを辞してから1年間 農業大学校で学び、故郷で就農しました。

「桃栽培が盛んな川中島町で、自分もおいしい桃を作りたい」
「美味しいだけでなく、ほかの農家さんとの差別化も」

太田さんだけの桃を目指して、ひたむきに挑戦を続けます。

中条の淡竹 特産に 大日方司朗さん Vol.593

令和1年6月17日掲載

中条地区から淡竹を出荷している大日方司朗さん。
きっかけは、中条の竹林整備を行う西山淡竹会からの「竹を出荷してみないか」という提案でした。

「肥料代も、手もかからない。ぜひ他の方にも出荷していただきたい」

人口減少などで手入れが行き届かなくなった竹林の畑への浸食を食い止めると同時に、淡竹が中条の新しい特産になればと期待しています。

梅栽培 さらに広げて 小沢 忠明さん Vol.592

令和1年6月10日掲載

信州新町で梅の栽培に取り組んでいる小沢忠明さん(74)。仲間と「竹房ろうかく梅生産組合」を立ち上げ、信州新町の梅ブランドを作り上げました。

高齢化による農家の減少という課題もある一方で、新たな販路を開くなど明るい材料もあります。
「梅の生産量を減らすのではなく、増やしていく」小沢さんの挑戦はこれからも続きます。

農業に希望を 小山 英寿さん Vol.591

令和1年6月3日掲載

長野市真島で果樹農家を営む小山英寿さん(72)。
リンゴを主体に桃やさくらんぼ、プルーンなど畑の総面積は2ヘクタールほど。
「消費者に好まれるように」と、新しい品種の栽培にも積極的に取り組んでいます。

栽培に力を入れるからこそ、地元真島を含め長野市の農業の行く末にも心を寄せています。
「課題はたくさんあるけれど一つ一つクリアして、少なくとも現状の生産量は維持したい」
「縮小をできるだけ小さくするのが我々の務めだと思っています」

楽しく野菜作り! 小林由美子さん Vol.590

令和1年5月27日掲載

七二会育ち、七二会生まれの小林由未子さん。 「ふるさとでゆっくりとした暮らしを」と野菜作りを始めました。
野菜を育てることはもちろん、卸先の物産店で 従業員や買い物客、同じ生産者とも交流するのが楽しみといいます。

「与えられた場所、与えられた土地で、できる限りの努力を出来る限りの期間で」
「健康のためにも、細く長く。楽しみながら日々暮らしていきたいと思います」 

先代の工夫引き継ぎ 滝澤千春さん Vol.589

令和1年5月20日掲載

屋島で農家を営む滝澤千春さん(58)。
数年前に両親のキュウリ畑を引き継ぎ、今は白菜やキャベツ、ブロッコリーなど様々な種類の農作物を栽培しています。

キノコ栽培に使った土をたい肥にする技法が特徴で、これは両親から引き継いだものだといいます。

現状は家族の支えもありますが、将来的にはパート、アルバイトなども雇えるよう規模拡大を目指しています。

後進の育成を 大田 弘夫さん Vol.588

令和1年5月13日掲載

篠ノ井信里の大田弘夫さん(72)。退職後、専業農家として米やジャガイモ、ブルーベリーなど 精力的に農業を営む一方、気になるのは地域全体の課題でもある「後継者不足」だといいます。

「農家は一人ではできない」「みんなでワイワイ集まってやれば農業は楽しい」

農業は助け合いだと語る大田さん。若者が働きやすい環境を作るため、法人の設立も夢の一つ。農業と地域コミュニティが支えあう未来を描いています。

<大田弘夫さん>

桃を作って50年 小山 三雄さん Vol.587

令和1年5月6日掲載

長野市東福寺で桃を作って50年になる小山光男さん(84)。 花が咲く前、つぼみの時から数を調整する「滴蕾(てきらい)」が 甘くておいしい桃を作るコツだと話してくれました。

「今年の桃は美味しかった」そんな感想が励みになると話す小山さん。
「自分の作る桃を待っている人がいる・・・」
「将来現役で、頑張れるところまで」

<小山 三雄さん>

次の時代の農業を考える 峯村 悠太さん Vol.586

平成31年4月29日掲載

長野市芋井でリンゴの専業農家を営む峯村悠太さん。
祖父の代から数えて三代目。近年注目されている高密植栽培を知り、「効率よく品質の良いものが作れる」と確信。サラリーマンから農家へと転身しました。

「誰が作っても同じものが作れるように」を自身のテーマに掲げる峯村さん。
「畑が広くなれば雇用が生まれる。若い方が田舎に定着する一つの理由になるのでは」
農業の次の時代を見据えていました。

<峯村 悠太さん>

かんそう野菜の輪を広げて 吉原喜代子さん Vol.585

平成31年4月22日掲載

長野市小田切や七二会など、JA長野西部支所管内の女性で作るかんそう野菜グループ。お話を伺ったのは吉原喜代子さんです。乾燥野菜の本場 鬼無里のノウハウを学び、仲間と試行錯誤を繰り返したといいます。

乾燥機も導入してもらい、今ではナスやカボチャ、リンゴにゴーヤなど多彩な乾燥野菜を 作れるようになりました。時にはブドウを一房丸ごと乾燥させることもあるんだとか。

「導入した乾燥機をたくさん使ってほしい」と、公民館で料理講習会を開くなど 乾燥野菜の普及も今後の展望の一つ。

「旬の野菜を乾燥したほうが良いので、たくさん採れた時にたくさん作って販売したいと思います」

<吉原喜代子さん>

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