農は人にあり

足音を聴かせて 両角 勉さん Vol.602

令和1年8月19日掲載

長野市岡田のリンゴ農家 両角勉さん。近年は「つがる」の後継を期待される「シナノリップ」を主に栽培しています。

「手をかけただけリンゴが答えてくれる」「園主の足音を聴かせると果物も大きくなる」
そう話す両角さんにとってリンゴはただ栽培するだけではない、大切の存在なのかもしれません。

長い間果樹地帯として栄えた共和地区ですが、農家の高齢化は避けられない問題。両角さんもいつか迎える日を思いながら、次の世代の誕生を待ち望んでいます。

果物 6次産業にも注力 宮澤 仁美さん Vol.601

令和1年8月12日掲載

真島町で果樹農家を営む宮澤仁美さん。およそ2ヘクタールの畑でリンゴ、桃、プルーン、梨の4品目を栽培しています。

「毎日楽しく仕事がしたい」と語る宮澤さん。自然に囲まれての作業に加え、仲間やお客さんとの交流も楽しみの一つです。

リンゴの酒 シードルをはじめ、リンゴジュースやジャムなど近年は6次産業化にも力を入れています。「一年を通して販売でき、無駄がない」と今後の展開が楽しみな様子でした。

仲間とともに 北村洋子さん Vol.600

令和1年8月5日掲載

長野市真島でナスを栽培している北村洋子さん。
地区の仲間とともにナス栽培を始め、先輩農家の薫陶を受けながら日々取り組んでいます。農家の勉強会をはじめ、仲間との交流が支えにもなっているとか。

規模は自分ひとりでできる分だけ。
「もし主人が勤めを終えた暁には・・・」その日はまだ先のご様子ですが、それまで元気にナスを作り続けてくださいね。

美味しさと地産地消にこだわり 亀垣 嘉明さん Vol.599

令和1年7月29日掲載

長野市北長池の亀垣 嘉明さんと、明美さん夫妻の畑に伺いました。
今が旬の枝豆をはじめ、一年を通して栽培に取り組んでいる亀垣さん夫妻。

嘉明さんはもともとサラリーマンでしたが、「人間の根っこになる職業を」と農家に転身。
現在は農業の傍らで食育をテーマにしたNPO法人の理事も務め、ゆくゆくは二つの活動を組み合わせた企画も形にしたいとの夢を語っていただきました。

農業出来る限りは  久保田良一さん Vol.598

令和1年7月22日掲載

中条で専業農家を営む久保田良一さん(82)。9年前から始めたズッキーニは収穫の利便さや値段の高さもあり現在も精力的に栽培しているとのこと。

受粉は主に蜂がやってくれるとのことですが、「良いズッキーニを作るため」自身の作業も欠かしません。

80歳を過ぎた久保田さん。奥さんと二人、これからも「体に聞きながら」農業を続けていきたいと話していました。

自然体で栽培 駒村 和久さん Vol.597

令和1年7月15日掲載

若穂綿内の専業農家 駒村和久さん(72)。
「晴れれば畑へ行って。嫌になったら木の下でタバコをふかして」
晴耕雨読、自然体がモットーです。

若穂綿内は市内でも果樹の栽培が盛んだった土地。
後継者不足などの課題もありますが、地元の農業にかつての活気を取り戻そうと地元一体で目標に邁進しています。

ソバ栽培で地域に活気を 小池 知永さん Vol.596

令和1年7月8日掲載

長野市戸隠でソバの専業農家を営む小池 知永さん(59)。
「農業は一攫千金というわけにはいかない」コツコツ地道に取り組むのが信条です。

最初は家庭で食べる分だけのソバを栽培していましたが、「栽培面積を増やせば生活に十分な収入が得られる」と確信。
現在は6町歩のソバ畑を一人で耕作しています。今後も耕作面積を増やしていきたいとの展望も。

マスメディアで観光地としての戸隠が注目されるにつれ「戸隠のソバの評判も高まっている」と感じる小池さん。
地域に活気を生む起爆剤としても期待しています。

安心の果実 子どもたちへ 林 昭夫さん Vol.595

令和1年7月1日掲載

長野市松代町でブルーベリー栽培に取り組む林昭夫さん(68)。父親から引き継いだおよそ6反部の桃畑を「夫婦二人の出来る範囲で」とブルーベリーに切り替えました。

苗はすべて自分で差し木をして調達し、完全無農薬が自慢です。

「安全なブルーベリーで作ったジャムを子どもや孫に届けられるのがうれしい」
今後は木をより大きく育てていきたいとの夢も語っていただきました。

自分だけの桃を目指して 太田 安敏さん Vol.594

令和1年6月24日掲載

川中島町今里の太田安敏さん(52)は桃を作り始めて4年目。サラリーマンを辞してから1年間 農業大学校で学び、故郷で就農しました。

「桃栽培が盛んな川中島町で、自分もおいしい桃を作りたい」
「美味しいだけでなく、ほかの農家さんとの差別化も」

太田さんだけの桃を目指して、ひたむきに挑戦を続けます。

中条の淡竹 特産に 大日方司朗さん Vol.593

令和1年6月17日掲載

中条地区から淡竹を出荷している大日方司朗さん。
きっかけは、中条の竹林整備を行う西山淡竹会からの「竹を出荷してみないか」という提案でした。

「肥料代も、手もかからない。ぜひ他の方にも出荷していただきたい」

人口減少などで手入れが行き届かなくなった竹林の畑への浸食を食い止めると同時に、淡竹が中条の新しい特産になればと期待しています。

梅栽培 さらに広げて 小沢 忠明さん Vol.592

令和1年6月10日掲載

信州新町で梅の栽培に取り組んでいる小沢忠明さん(74)。仲間と「竹房ろうかく梅生産組合」を立ち上げ、信州新町の梅ブランドを作り上げました。

高齢化による農家の減少という課題もある一方で、新たな販路を開くなど明るい材料もあります。
「梅の生産量を減らすのではなく、増やしていく」小沢さんの挑戦はこれからも続きます。

農業に希望を 小山 英寿さん Vol.591

令和1年6月3日掲載

長野市真島で果樹農家を営む小山英寿さん(72)。
リンゴを主体に桃やさくらんぼ、プルーンなど畑の総面積は2ヘクタールほど。
「消費者に好まれるように」と、新しい品種の栽培にも積極的に取り組んでいます。

栽培に力を入れるからこそ、地元真島を含め長野市の農業の行く末にも心を寄せています。
「課題はたくさんあるけれど一つ一つクリアして、少なくとも現状の生産量は維持したい」
「縮小をできるだけ小さくするのが我々の務めだと思っています」

楽しく野菜作り! 小林由美子さん Vol.590

令和1年5月27日掲載

七二会育ち、七二会生まれの小林由未子さん。 「ふるさとでゆっくりとした暮らしを」と野菜作りを始めました。
野菜を育てることはもちろん、卸先の物産店で 従業員や買い物客、同じ生産者とも交流するのが楽しみといいます。

「与えられた場所、与えられた土地で、できる限りの努力を出来る限りの期間で」
「健康のためにも、細く長く。楽しみながら日々暮らしていきたいと思います」 

先代の工夫引き継ぎ 滝澤千春さん Vol.589

令和1年5月20日掲載

屋島で農家を営む滝澤千春さん(58)。
数年前に両親のキュウリ畑を引き継ぎ、今は白菜やキャベツ、ブロッコリーなど様々な種類の農作物を栽培しています。

キノコ栽培に使った土をたい肥にする技法が特徴で、これは両親から引き継いだものだといいます。

現状は家族の支えもありますが、将来的にはパート、アルバイトなども雇えるよう規模拡大を目指しています。

後進の育成を 大田 弘夫さん Vol.588

令和1年5月13日掲載

篠ノ井信里の大田弘夫さん(72)。退職後、専業農家として米やジャガイモ、ブルーベリーなど 精力的に農業を営む一方、気になるのは地域全体の課題でもある「後継者不足」だといいます。

「農家は一人ではできない」「みんなでワイワイ集まってやれば農業は楽しい」

農業は助け合いだと語る大田さん。若者が働きやすい環境を作るため、法人の設立も夢の一つ。農業と地域コミュニティが支えあう未来を描いています。

<大田弘夫さん>

桃を作って50年 小山 三雄さん Vol.587

令和1年5月6日掲載

長野市東福寺で桃を作って50年になる小山光男さん(84)。 花が咲く前、つぼみの時から数を調整する「滴蕾(てきらい)」が 甘くておいしい桃を作るコツだと話してくれました。

「今年の桃は美味しかった」そんな感想が励みになると話す小山さん。
「自分の作る桃を待っている人がいる・・・」
「将来現役で、頑張れるところまで」

<小山 三雄さん>

次の時代の農業を考える 峯村 悠太さん Vol.586

平成31年4月29日掲載

長野市芋井でリンゴの専業農家を営む峯村悠太さん。
祖父の代から数えて三代目。近年注目されている高密植栽培を知り、「効率よく品質の良いものが作れる」と確信。サラリーマンから農家へと転身しました。

「誰が作っても同じものが作れるように」を自身のテーマに掲げる峯村さん。
「畑が広くなれば雇用が生まれる。若い方が田舎に定着する一つの理由になるのでは」
農業の次の時代を見据えていました。

<峯村 悠太さん>

かんそう野菜の輪を広げて 吉原喜代子さん Vol.585

平成31年4月22日掲載

長野市小田切や七二会など、JA長野西部支所管内の女性で作るかんそう野菜グループ。お話を伺ったのは吉原喜代子さんです。乾燥野菜の本場 鬼無里のノウハウを学び、仲間と試行錯誤を繰り返したといいます。

乾燥機も導入してもらい、今ではナスやカボチャ、リンゴにゴーヤなど多彩な乾燥野菜を 作れるようになりました。時にはブドウを一房丸ごと乾燥させることもあるんだとか。

「導入した乾燥機をたくさん使ってほしい」と、公民館で料理講習会を開くなど 乾燥野菜の普及も今後の展望の一つ。

「旬の野菜を乾燥したほうが良いので、たくさん採れた時にたくさん作って販売したいと思います」

<吉原喜代子さん>

高級アンズをめざして 新村富男さん Vol.584

平成31年4月15日掲載

長野市松代の新村富男さん(68)です。

「生涯現役なら農業」と、サラリーマン時代から少しずつ準備をしていたという新村さん。今はアンズだけでなくブドウやキウイフルーツなどを育てています。

アンズのハーコットは生食用としては最高級のおいしさで、思い入れもひと際。
栽培の難しい品種ですが、工夫を凝らしながら愛情深く育てています。
「栽培は難しいけれど、最高においしい果物」
「広く世の中の人に知っていただいて、楽しんでいただければ」

<新村富男さん>

アスパラ栽培 堀田隆夫さん Vol.583

平成31年4月8日掲載

長野市川中島地区で農家を営む堀田隆夫さん夫妻です。

農協の元技術員で、「兼業でも農家をしていた方が生活は安定すると感じた」とのこと。農家歴は30年ほどになるといいます。

定年を機に兼業から専業農家へ。
現在は団地のすぐ隣にあるビニールハウスでアスパラを栽培するほか、ブドウや桃など合わせて80アールほどの面積で農業に取り組んでいます。

「農業があったから子ども3人を大学まで教育できた」
「達者なうちは現状の耕作面積を維持したいと思います」

<堀田隆夫さん>

地域の仲間と漬物づくり 笠原敏子さん Vol.582

平成31年4月1日掲載

長野市若槻地区で仲間と漬物づくりに取り組んでいる笠原敏子さん。

「余った野菜を捨てるのはもったいない、漬物に加工してはどうかと仲間と一緒に始めました。」

上松の直売所で販売している漬物は無添加で、味も良いと評判です。
福神漬けや辛子茄子など人気商品も生まれましたが、近年は後継者を探しているとのこと。

「せっかくここまで来たので、つぶしてしまうのはもったいない。
だれか若い人に入っていただいて、続けていければいいなと思います」

<笠原敏子さん>

おやきで地元を元気に 伝田 裕子さん Vol.581

平成31年3月25日掲載

長野市芋井地区で仲間と「おやき工房」を開く伝田裕子さん。地元芋井の産物を使ったおやきを目指し、仲間と日々研究しています。

「おやきづくりを通して芋井を元気に、地元野菜を使うことで農家の励みになれば。」

「これからは週2日の営業日を増やしたり、おやきの宅配サービスも始められたら良い。おいしいおやきをたくさんつくりたいです。」

<伝田 裕子さん>

焼酎でブランド商品開発 竹内和雄さん(74) Vol.580

平成31年3月18日掲載

長野市の更北地区の農家や商工業者でつくる「こうほく産業振興研究会」は地元で栽培した六条大麦で焼酎「三太刀」をつくりました。

「川中島古戦場にある三太刀七太刀の史跡から命名しました。高齢化が進む中で6次産業化の取り組みは不可欠の選択と考えています。次の代へ「更北」の名のつく商品をつなげていきたいです。更北地区住民自治会、商業関係者らと連携して良いものを作り事業をしっかり進めていきたいと考えています。」

<竹内和雄さん>

桃ブランドを守る 桑原恵一さん Vol.579

平成31年3月11日掲載

長野市川中島町の桑原恵一さん(65)は桃を栽培しています。

「50年間この地で農業をやっています。最近は担い手が少なくなり、教える側の世代も少なくなっていると感じています。桃を栽培していて最近一番の心配は気候です。激しい温度変化にどう対処するか模索しています。また、桃は保存が難しくおよそ4割が加工や廃棄になります。川中島の桃は全国的に有名です。そのブランドをこれからもしっかり守って行きます。」

<桑原恵一さん>

たくましく農業女子 竹ノ内真理子さん Vol.578

平成31年3月4日掲載

結婚を機に就農した長野市豊野の竹ノ内真理子さんは夫と義母の3人でリンゴを栽培しています。

「農業を仕事として生きる決意をした時に共通の話題ができる友人が欲しいと思い農業女子の集まりに参加しました。リンゴはもちろん、他の作物をつくっている人たちとお話しすることがとても新鮮で勉強になります。女性同士で共感ができる環境が楽しいです。家族でリンゴを育てることはもちろん、豊野をもっと知って欲しいです。私の願いです。」

<竹ノ内真理子さん>

兄弟で力を合わせ 田中宏樹・克樹さん Vol.577

平成31年2月25日掲載

長野市赤沼の田中宏樹さんと克樹さん兄弟はりんごを栽培しています。2人はそれぞれ県外の会社に勤務していましたが、父親の体調の変化がきっかけでUターンして実家の農業を引き継ぎました。

「2.7町歩で、ふじ、つがる、秋映などをつくっています。収穫は今年で4回目です。なかなか思うようにいきませんが、少しずつ手応えを感じています。りんごを栽培している同世代の仲間が多く、とても励みなっています。品質の良いりんごをたくさんつくっていきたいです。」

<田中宏樹さん>

信州産ソルガムを世界に 井上 格さん Vol.576

平成31年2月18日掲載

平成30年7月に長野市地域おこし協力隊として七二会地区に着任した井上格さんは耕作放棄地を活用したソルガムの栽培と販売に取り組んでいます。

「ソルガムはイネ科の穀物で世界五大穀物のひとつです。小麦タンパク、アレルギー物質を含まないのが特徴で、健康志向の人たちの新たな選択肢として期待されています。「信州産ソルガム普及促進協会」を立ち上げ販路の拡大に取り組んでいます。地方創生のポテンシャルは中山間地域にこそあると考えています。」

<井上 格さん>

キノコをつくり続けて23年 酒井 勇さん Vol.575

平成31年2月11日掲載

長野市中条の酒井勇さん(67)が理事長をつとめる「農業組合法人きのこのふるさと」は23年前から「なめこ」を生産しています。

「父親の体調不良がきっかけで生れ故郷の中条に戻り生きるための仕事として農業を選択しました。なめこの年間生産本数は55万本です。きのこ生産体験学習施設として小中学校の子どもたちを招いてイベントを開いています。いちばん大事なことは長く続けることだと思います。地道にやっていきます。」

<酒井 勇さん>

農産物を鳥獣から守る 鶴田利光さん Vol.574

平成31年2月4日掲載

長野市浅川の鶴田利光さん(71)は猟友会員として鳥獣被害と向き合っています。

「春から夏にかけてリンゴの芽を食べるシカやリンゴの根を掘るイノシシの駆除を行っています。この仕事を始めた25年前はもっぱら鳥被害だったのですが最近は四足動物による被害が増えました。電気柵で防ぐことができないものに対しては銃をつかわないと農作物は守れません。農家の人たちもいっしょになってやっていくことが大事です。」

<鶴田利光さん>

地元のリンゴでアップルパイ 石坂妙子さん Vol.573

平成31年1月28日掲載

長野市信更町の有志が「りんごの里信更」を立ち上げて、「あっぷる工房」でアップルパイを製造販売しています。会長は石坂妙子さんです。

「信更は種もみとリンゴの産地です。有志でグループをつくり特産のリンゴを使ったアップルパイを作り始めました。甘さは控えめにしてリンゴ本来の美味しさを出しています。この工房が若い人たちの働き場所になり、種もみのように有名になってたくさんの人に信更に来ていただけたらと思います。」

<石坂妙子さん>

■問い合わせ:あっぷる工房 電話:026−214−8311

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